翔くんに好き勝手に 身体をまさ ぐられた俺は、息も絶え絶えに翔くんを見上げる。


「ねぇ、、翔くん、、
しょおくんは、ニノに、、ヤキモチ妬いたの…?」


俺はやっと呼吸を整えて翔くんに尋ねた。


「ヤキモチか、、
まぁ、単純に言ったら、、そうなんだろうけど…。
でも、それだけっていうのとはちょっと違う気がするんだよな…」


「でも、、
前俺が『経験がある』って言ったときは特に何も言わなかったのに、、
ニノ本人を見たから…嫉妬したのかなって。。」


「まぁ確かに…。
本人を実際に目にした、っていうのは大きいんだろうけど…でも、、
…なんて言うんだろうな…
あの感覚は…。。
何だか…俺と彼…二宮くんとの間にも、、何かがあるような気がしたんだよ。
それに気づいてしまうと、潤と俺の、、繋がりみたいなものが一気に強調されたというか…。
あぁ、俺と潤の間には、、確かに何かがあるなって…
その何かっていうのは、二宮くんに感じたものよりも遥かに強いものだな、って…」


「そうなんだよ!
俺も、『運命の赤い糸の相手』は翔くんだと思うんだけど、ニノにもやっぱり運命は感じるんだよねー!
ニノに、『運命の黄色い糸の相手』って言ったら相手にされなかったけど」


「黄色か…
何だか分かる気がするな…」


「…てかそもそも、あんな短い時間で、何で俺が前に付き合ってた人がニノって分かったの…?」


「…そりゃ気づくでしょ。
二宮くんのあの目を見たら…」


そう言いながら翔くんは俺に服を着せようとする。
俺はビックリして翔くんに尋ねた。


「えっ?!
最後までしないの?!」


翔くんは笑いながら俺のシャツのボタンを閉じる。


「…高校生に手を出しちゃいけないでしょ」


「そんなぁ」


俺は顔を歪ませた。


「翔くん、さっきまでヤル気満々だったじゃん!
タチしか無理とか言っちゃってさぁ!
何で急に変わっちゃったのっ?!
…あ!俺がニノとヤってなかったから?!
あーちくしょー!
ホントのこと言わなければ良かったー!!
せめて、ヤってから言えば良かったーー!!」


俺はベッドの上でジタバタして転げまわる。


「こらこら。
タチだのヤるだの、そんな下品な言葉を使わないの。
ご両親が悲しむよ」


翔くんがちょっと嫌そうな顔をした。