今日は翔ちゃんと2人で海辺でロケ。



何だか気まずいけど、それ以上に楽しみな俺がいて。



何でだろ?
やっぱり俺おかしい。



複雑な気持ちで待ってたけど、翔ちゃんが「大野さ〜ん!」って叫びながら笑顔で走って来てくれるのを見たら、自分の顔が自然にほころぶのを認めざるを得なかった。



キャンプも釣りも、俺はできるけど翔ちゃんにはできないことばかりで。
だから、俺が翔ちゃんに、何でもしてあげられるのが嬉しくて。



スタッフの人に「接待磯釣り」なんてからかわれたけど、翔ちゃんが、
「全部やってくれるでしょ。スゴい優しいのよ。」
って言ってくれたから、俺は素直に、
「楽しんでもらいたいから」
って伝えることができた。



そう。
俺は翔ちゃんに楽しんでもらいたい。
俺と一緒にいることを、翔ちゃんに楽しいと思ってもらいたいんだ。







ロケは朝から夜までだったけど、全然疲れなかった。

番組の演出上のこととはいえ、あの不器用な翔ちゃんが、俺のために水ようかんを作ってくれて(火にかけて混ぜるだけだけど)、最高に感激した。



思わずスゴい勢いで食ってしまって、翔ちゃんに、「大丈夫?そんな一気に食べて」って心配されてしまった。

一瞬で全部食べ切って、空になった竹の器を見せたら、「ウソ!?」って翔ちゃんは本気で驚いていたから、俺は「めっちゃウマいよ」って翔ちゃんの目を見て言った。



だって翔ちゃんが作ってくれたんだから。