翔ちゃんがやっと俺を手放してくれたが、俺は力尽きたままで、潤くんの上にへなへなと倒れ伏していた。
「リーダー、、大丈夫…?」
潤くんが俺の背中を撫でてくれる。
潤くんは優しい。
泣きそう。
「潤、手どけて。
拭くから。」
翔ちゃんめ、、!!
なんだよ、、!
せっかく潤くんの優しさに浸ってたのに…。
でもベタベタを拭いてもらいたかったので、俺は黙っていた。
潤くんが言う。
「翔くん、、中に出さなかったんだね…
どうするつもりなのかちょっと心配したよ」
翔ちゃんが少し笑った。
「大野さん初めてなんだからさ。
俺そこまで鬼畜じゃねーよ」
どの口が言う!
鬼だ鬼!!
でも、、。。
なんだか、、、。。
何だこの感情??
あんな風に…好きだなんて言われたから?
それとも、、初めての相手だから?
いやいや、乙女じゃないんだからさ。
翔ちゃんに対して説明できない気持ちが渦を巻き始める。
腰や背中を翔ちゃんが優しく拭いてくれる。
その手でもっと触ってほしい。
俺は目を閉じて大人しくじっとしていた。