まぁぁ、今までも考えなかったことではないんですけど・・・


たとえば、私の主人が突然亡くなったとしたらどうなるか・・・


きっと右も左もわかんない状態の私は・・・


途方に暮れるでしょう。


毎日泣いて暮らすことになるんでしょう。


明日のことも考えられなくなって、『生きる』ことに躓いちゃうかもしれません。


主人は言います。


「とにかく保険には入っているから、当分お金には困らないと思う」って・・・


そうじゃないんだよ。


お金じゃないんだよ。


今まで一緒に過ごしてきた人が突然姿を消すことに耐えられないって絶対思うんだ。


その瞬間を・・・


今日、私はある人の通夜で実感してしまったんです。


その人は息子の友人(Sくんとします)のご家族なんだけど、


Sくんのお父さんが病気で亡くなられました。


まだ53歳でした。


遅くにできた息子だったために溺愛している姿を、


学校の体育大会や授業参観で見てきた私です。


手術を8年前にされて、「今まで再発せずに働いてくれました」と奥さんが号泣されて


これからの行く末にきっと道しるべが見えない状態なのかもしれないと


そう思ったら涙がでてしましました。


癌という病気は、知らない間に病状が悪化していて


どんどん蝕んでいく怖い病気なのだと再確認して・・・


たとえ、手術したとしても・・・


早期発見だったとしても・・・楽観視はできないのだと・・・


8年間、再発しなかったのに、神様は意地悪です。


これから、あの二人にはいろんなことが覆いかぶさっていくと思います。


そのSくん自身も、ちょっと体の調子が良くない状態なんです。


帰り際にいろんな人が二人に言葉をかけて行きます。


Sくんはただうなずいて「はい。はい。」と答えています。


お父さんを亡くした悲しみは・・・あとから怒涛のようにくるのかもしれません。


その時、お母さんの手がそこにあるのだということを


忘れないでいてもらいたい・・・・そう思った夜でした。


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私の主人はお通夜から帰ってきた私にこう言いました。


「お前・・・俺より先に死ぬなよ。やだからな、送らなければならないのは!俺は先に逝く」


って・・・・


おいおい。


じゃぁ、私が長生きしてあなたを見送んなきゃなんないんですか?


それが嫌なのに・・・一緒のこと考えてんじゃないよ!


本当につらい思いをするのは・・・・


まだまだ先だと思いたい。