今日もいつものように仕事に行き、接客をしていた私・・・


おばぁちゃんが近寄ってきて・・・


「なぁ、姉ちゃん!ちょっと見てみてくれんか?」というわけです。


はじめは「?」だったんですけど、


聞いてみると、自分が今買ったものを失くしたかもしれないって言うんですよぉ。


レシートは二枚あって、合計4品買ったことになってます。


っで、差し出された袋の中を見てみると・・・・


ちゃんと4品入ってるんです。


だから、お客さんに「ちゃんと入ってますよ」って伝えると・・・


このおばぁちゃんったら、にこぉって笑いながら「もう、ボケてるのよ」って言うんです


いや、いやいやいやいやいや(;´Д`)ノ


ボケてないから・・・


って突っ込みを入れたかった私です。


ここまで買い物これたんだから、ボケてないよ・・・と・・・


っで、おばぁちゃんはこうも言って帰ったんです。


「私、90歳なのよぉぉぉ音譜」と・・・


これには心底驚きました。


とても90歳には見えなかったから・・・


だから「見えないです」って言ってしまいました・・・(^▽^;)


まぁ、けなしているわけではないから「いっか」って思うんですけどね。


ここで、思い出したことがあるんです。


「私・・・ボケてないわよぉぉぉぉぉ」叫び


で思い出したこと・・・


私がまだ結婚して間もないころ・・・


長男がまだ私のお腹の中にいたころの話・・・


私は主人と姑と舅とともに、姑の実家に行ったわけです。


そこには姑の妹さん家族が住んでいたんです。


あまり、嫁としては行きたくない場所でしょ?


私もそうでした。


でも、家で待っているのも嫌だったので、仕方なくついてきたんです。


っで到着してから、主人のおばあちゃんの部屋で待つことになった私。


おばぁちゃんは起きてるんですけど、ボソボソと一人ごと・・・


姑から「おばあぁちゃんはボケてるから!」と聞かされていた私・・・


ただ、そばにいて見てるだけでいいから、と言われて座っていた私。


うつろな目で座っていたおばぁちゃんが、おもむろに・・・


「あのね・・・ここだけの話・・・私ボケてないのよ」と言ってきたんです。


もちろん、うつろなお目々はシャッキとしてました。


あまりにも突然で「・・・・・・・・え?」と聞き返す私。


さっきまでボソボソ言っていたおばぁちゃんはどこいったのぉぉぉ!!


って思ったのものの、おばぁちゃんはしゃべるしゃべる!


「ここの家の者は、みんな私がボケてるって言ってるでしょ?でも私ボケたフリをしているだけなの。だって、そうしないとみんなお金を持ってちゃうから。ボケたフリしてるとお金のこと言わなくなったし、楽だからね」


と・・・・


うきゃぁぁぁぁぁ叫び叫び叫び叫び叫び


やっぱしぃぃぃ、そうだったのぉぉぉ!!


主人はおばぁちゃんがボケたとはずっと思ってなかったんです。


「あのばぁちゃんがボケるわけがない」と・・・汗


帰ってきて、私と主人だけになったときにそれを伝えると


「やっぱりか・・・」とうなずいてました。


私、ボケてないのよぉぉ。


怖ぁぁぁい、今でも忘れない一言です!!