伝統醤作りも、ソーセージ作り体験もできる
慶尚南道居昌の捜勝台体験休養村
慶尚南道居昌にある捜勝台村は、ソウルから約4時間の距離にあり、京畿道利川、忠清道鎮川、清州、錦山を経て全羅北道茂朱を横切り、3つの道を通過してようやくたどり着く。茂朱郡と接しており、徳裕山の裾を共有する居昌郡渭川面は、のどかな田舎景色を誇る場所だ。
捜勝台体験休養村の全景
村の横を流れる渭川。この川は、徳裕山から流れ出て洛東江へとつながっている。
韓国初の醤発酵施設、カビアル
韓国で初めてつくられた伝統醤発酵施設「カビアル」
村を回っているとまず目につくのが、イグルーのような建物だ。亀の卵の形を模してつくられた、カビアルと呼ばれる醤類熟成庫である。ここは、村で作った醤類(醤油、コチュジャン、テンジャン(味噌))を長期間熟成・保管するための場所だ。
カビアルの内部。祭祀を執り行える祭壇と打鐘式で使われる鐘が目に付く。
エドニ(韓豚)で手作りソーセージを作って、
願掛けをした風船を飛ばそう
居昌の特産物であるエドニの手作りソーセージ作り。直接料理して味わえるため、訪問客に大人気だ。(捜勝台体験休養村提供)
慶尚南道居昌には、「5紅」がある。居昌で生産しているリンゴ、イチゴ、五味子、エウ(牛肉)、エドニ(豚肉)の5つの赤い食べ物だ。捜勝台体験休養村では、このうちリンゴとエドニを用いた体験プログラムを運営している。
夜に楽しむ願掛け火の玉体験と爆竹遊び(捜勝台体験休養村提供)
夏には捜勝台を横切る渭川で水遊び体験を楽しめる。
(捜勝台体験休養村提供)
季節ごとに多彩なプログラムが実施される。夏には、捜勝台を横切る渭川で水そり遊び、村の横では水遊びとカワニナ捕り体験ができる。冬には、捜勝台で雪そりができ、氷祭りが開催される金猿山で様々なイベントプログラムと体験を楽しめる。
悩み事も吹き飛ばす素晴らしい景色、捜勝台
捜勝台の名物・コブク(亀)岩には、退渓先生がこの場所の景観を褒め称えて綴った五言律詩が刻まれている。
村から車で1分、歩いて10分の距離には、年間40万人以上が訪れる名勝地、捜勝台がある。
捜勝台は見どころが満載だ。上の写真は吊り橋、左下は楽水亭、右下は渭川の風景である。
捜勝台の散策路。捜勝台体験休養村では、捜勝台トレッキングプログラムも運営している。
慶尚南道居昌の捜勝台村の情報
位置：慶尚南道 居昌郡 渭川面 猿鶴キル410
アクセス：ソウルから中部高速道路で河南方面へ進み、京釜高速道路、統営-大田高速道路に乗って茂朱ICで茂朱方面へ降りる。茂朱料金所を通過して茂朱路、チマジェ路を通過して37番国道に乗ると、居昌郡にたどり着く。
主な体験：陶磁器体験、リンゴパイ作り体験、手作りソーセージ作り体験
お問い合わせ：055-941-2023
ホームページ：http://www.farm.go.kr/Town/Event/default.asp?fcode=ssd