こんばんは
かなり前に最終話を観ていたのですが、つい、だらだらとしてしまいました
終わってみれば、かなりオーソドックスな恋愛ものだったように思います。
序盤で示された「つらいことの多いこの世界で、恋が生きる糧に、また、希望になる」というテーマに、ちゃんと帰ってきたことに、このドラマの真摯さや誠実さを感じました。
ほとんどの人にとって、恋愛は、そんなに華やかに展開していくものではないけれど、ゆっくりでも確実に育てていくことに意味があるのだ、ということを、派手さはなくとも、しっかりと描出してあって、浮き足立ったところがないのも、素晴らしかったです。
音と練の歩みは、困難を伴って、とても大変なものでしたが、価値観や感性が似ていたことが、ほかの何よりも恋愛のなかで重要だ、というポイントが、最初から最後まで生きていたのが、印象深いです。
なんでもない話でも、同じことに同じように反応するところや、会話のテンポの良さから、この二人、すごく気が合ってるな、と思わされることが多かったです。
この脚本の特徴が最も強く表れている場面だと思います。
朝陽の身の引き方にも、彼のあったかい人柄がものすごく感じられて、悲しかった~(T_T)
やはり、手紙を読んじゃったんですね。木穂子から「音はあなたを選んでいた」と言われても、不安でしょうがなかったのでしょう。
練がいない間でも、二人の距離はそれほど縮まっていなかったことを、自分自身感じていたのだと推測したりします。
後ろからギュッとされるのには、若干、キュンとしましたが(^_^;)、あのときも、不安でいっぱいだったもの。
小夏と晴太(坂口健太郎さん)との関係性も、序盤からずっと不安定でしたね。ようやく落ち着いてきたのは、二人ともに、自分自身の精神状態が安定してきたからかもしれません。
5年前の小夏に何が起こったかは、結局、描かれませんでしたが、想像力で、なんとなくカバーできました。
具体的に描かないことで、想像して思いやることを観る側に促す、そんな手法もあって、かなり技巧的な脚本だと感じました。
あと、余談ですが、練の先輩・佐引(高橋一生さん)が、どんどん良い人になっていくのが、サイドストーリーとして、とてもうれしかったですo(^-^)o
練と同郷らしいこと、自分自身の「傷」をさらしたことなどが、良いほうに影響して、見た目も雰囲気も劇的に変わりましたね。
社長に「かわいそうな人」と言われたときは、観ていてかなりきつく、どうなることかと思っていましたが…良かった、良かった
メインの登場人物皆が、何らかの形で救われて、前向きなラストを迎えたことには、観ていて、心からホッとしました。
寂しさを伴いながらも、すがすがしい心持ちになりました。
ひたすらに文学的なつくりで、一般にイメージされる恋愛ものの華やかさとは一線を画すものでしたが、恋愛の「理屈では語れない感情」をメインに据えたことで、こちらも、彼女たちの心や思いにしっかり向き合えたような気がします。
かなり前に最終話を観ていたのですが、つい、だらだらとしてしまいました
終わってみれば、かなりオーソドックスな恋愛ものだったように思います。
序盤で示された「つらいことの多いこの世界で、恋が生きる糧に、また、希望になる」というテーマに、ちゃんと帰ってきたことに、このドラマの真摯さや誠実さを感じました。
ほとんどの人にとって、恋愛は、そんなに華やかに展開していくものではないけれど、ゆっくりでも確実に育てていくことに意味があるのだ、ということを、派手さはなくとも、しっかりと描出してあって、浮き足立ったところがないのも、素晴らしかったです。
音と練の歩みは、困難を伴って、とても大変なものでしたが、価値観や感性が似ていたことが、ほかの何よりも恋愛のなかで重要だ、というポイントが、最初から最後まで生きていたのが、印象深いです。
なんでもない話でも、同じことに同じように反応するところや、会話のテンポの良さから、この二人、すごく気が合ってるな、と思わされることが多かったです。
この脚本の特徴が最も強く表れている場面だと思います。
朝陽の身の引き方にも、彼のあったかい人柄がものすごく感じられて、悲しかった~(T_T)
やはり、手紙を読んじゃったんですね。木穂子から「音はあなたを選んでいた」と言われても、不安でしょうがなかったのでしょう。
練がいない間でも、二人の距離はそれほど縮まっていなかったことを、自分自身感じていたのだと推測したりします。
後ろからギュッとされるのには、若干、キュンとしましたが(^_^;)、あのときも、不安でいっぱいだったもの。
小夏と晴太(坂口健太郎さん)との関係性も、序盤からずっと不安定でしたね。ようやく落ち着いてきたのは、二人ともに、自分自身の精神状態が安定してきたからかもしれません。
5年前の小夏に何が起こったかは、結局、描かれませんでしたが、想像力で、なんとなくカバーできました。
具体的に描かないことで、想像して思いやることを観る側に促す、そんな手法もあって、かなり技巧的な脚本だと感じました。
あと、余談ですが、練の先輩・佐引(高橋一生さん)が、どんどん良い人になっていくのが、サイドストーリーとして、とてもうれしかったですo(^-^)o
練と同郷らしいこと、自分自身の「傷」をさらしたことなどが、良いほうに影響して、見た目も雰囲気も劇的に変わりましたね。
社長に「かわいそうな人」と言われたときは、観ていてかなりきつく、どうなることかと思っていましたが…良かった、良かった
メインの登場人物皆が、何らかの形で救われて、前向きなラストを迎えたことには、観ていて、心からホッとしました。
寂しさを伴いながらも、すがすがしい心持ちになりました。
ひたすらに文学的なつくりで、一般にイメージされる恋愛ものの華やかさとは一線を画すものでしたが、恋愛の「理屈では語れない感情」をメインに据えたことで、こちらも、彼女たちの心や思いにしっかり向き合えたような気がします。