こんばんは


先日、最終話が放送されましたが、私はまだ、7話で止まっております…。
今回は、そこまでの感想を書きます。


いや~
すごくハラハラしながら観ています。
直美と加奈子の思いの行く先を客観的にとらえていくだけで良いのですが、だんだん「情」のようなものがわいてきて、二人が追いこまれる様子に、心が痛みます。


直美の母親が登場し、その思いが描かれるなど、人物描写は引き続きしっかりしているので、作品世界に引きこまれているのは変わりないです。


どうなるかと思いましたが、二人は計画を遂行。
気持ちも晴れやかになり、お互いに再出発を誓い合うのでしたが…
甘かったです。
あまりの平和さというかのんきさに、油断していました。
いや、彼女たちだけでなく、私も…(^_^;)


そう簡単にうまくいくわけない、と思いながらも、できれば見つかってほしくない、そんな思いも同居しているもので、6話以降、次々にほころびが見つかっていくくだりを観ていて、胸が苦しくなりました。


達郎の姉・陽子(吉田羊さん)の判断と行動は正しい、それは確かなのですが、直美と加奈子に気持ちが寄ってしまっているため、追及の手を緩めない様に、「しつこいよ!もう、あきらめて!」という思いが、ふつふつとわいてくるのでした。


そりゃまあ、弟が不自然な動機で失踪って…私だったら、本当に信じられないし、そこまで追いやった何かを許せない、と思うのです。


ただ、弟が至極まっとうに生活しているのであれば、心からそう思うのですが、このドラマでは、達郎には、妻に対して暴力をふるう側面があった、という背景があります。
それゆえに、彼女を全面的に支援する、というところまでいかないのが、正直なところです。


だから早く、達郎と加奈子との間にあったことを、彼女に知ってほしいのです。
それで状況が変わるかどうかは、わかりませんが…。


そして。
李社長、やはり、いろいろなことに気づいているのだと思います。感性の鋭さは、ものすごいので。
そこからさまざまに推測し、様子をみながら、二人と接していると思われるので、彼女からは目が離せないです。


さらに、林さんのまさかの再来日!
しかも、ものすごく悪いタイミングで。
びっくりしました。


「加奈子さんに会いたかった」って…
なぜ、今?
見つかっちゃうよ~、逃げて!


当の加奈子は、達郎との子を身ごもっているとわかり、個人的に混乱していると思われます。


これがドラマだから、とも思いますが、いろいろな事件が起こりすぎ!
これらの伏線をどう回収し、収束させるのかが楽しみではあります。


しかし、おそらく、私が望むような結末にはならないと思います。
ただ、直美と加奈子には、前を向いて歩いていてほしいです。
悲劇のなか、そのどこかに、小さな希望が見えますように。