こんばんは


今日で、父が亡くなってから、ちょうど6年経ちました。
早いもので、七回忌を迎えることとなりました。


今日は、こじんまりと法要を行い、お墓参りをしてきました。
6年前の慌ただしさと人の多さが嘘のような、静かな静かな一日でした。


大好きだったコーヒーを供えて…
今日だから、今日だけは、と、いろいろつぶやいたり愚痴ったりしました。


昨日、帰りの車の中でふと考えたのは、


頼りない父ではあったけど、居るだけで、それだけで、心の支えになっていた存在だった…


ということ。


当時の思いはだんだんと薄れておりますが、それまでの日々、父がいたからこそできたことがたくさんあったのです。


県外の大学に進学し、卒業できたこと。
生け花の師範をもらったこと。
一時的でも、憧れだった職業に就けたこと。


たとえ会話が少なくとも、後ろから支えてくれていたことには間違いないのです。


昨日、「日本アカデミー賞授賞式」を観たあと、「母と暮せば」の物語のように、明日くらいは、あの日運んでいた一輪車を押して、「あ~、くたびれた」と言って、ひょっこり帰ってきてもいいのに、と思いました。


それがかなうなら、私は、いつものような無愛想な感じで、
「おかえり」
と言うのでしょう。


話したいことはたくさんあるよ。
思い出したら、泣いてしまうよ。


ありがとう、元気だよ。
これからも、元気でね。


あれから6年。
私は、ここで踏ん張っています。