晴れの場に向かう仲間を送り出す。
なにげないその言葉に、たくさんの思いがこもっている。


5人での、そのやりとり、そして、その空気感・関係性が好きです。





13日に、映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」の授賞式が行われました。


前にも書きましたが、この賞で、二宮さんが主演男優賞に輝きました。
ということでの、晴れの場です。


いや~
これも前に書きましたが、うれしかったなあ。
本当に。
本編を映画館では観られそうにないのが、残念であり、悔しいですが、「役者として認められた」ことへのうれしさが、それらを超えているような気持ちでおります。


そのうれしさと、めったにないことだ、という思いから、えいっ、と勇気を出して、「キネマ旬報」の最新号を買いました。
あまりに分厚いため、インタビューくらいしか読めていませんが…
やっぱり、うれしいですね。
自分の身内ゴトでもないのにね(^_^;)


そうして、私と同じように購入した方が、非常に多いそうで…(よく売れているとのこと)
ちょっぴりニュースになっているのが、照れくさいような、うれしいような。


そんな思いが生まれた、授賞式の日。


5人で仕事をしていた、その現場から授賞式に向かうという彼に、


「おめでとう、いってらっしゃい。」


4人はそう言って送り出してくれたと、彼は語ったそうです。


なんだかね。
すごいシチュエーションですよね。


一生のうちで、もう二度と出会えない瞬間なのかもしれない。
たまたま、その日だっただけなのかもしれないけれど。


歴史ある映画賞を受け、その授賞式に向かう仲間を、仕事場から送り出す。
おそらく、一生ものの思い出なのではないでしょうか。


なんだか、画が浮かんでくるのです。


4人は、つとめて冷静にふるまっていたそうですが…
うれしいに違いなかったと思います。
でも、それを表情に出すのは、なんだか照れくさかったのかも。


なんてね(^_^;)


がんばって購入した「キネマ旬報」は、大事にとっておきます。


「おかえりなさい。おめでとう。」


やっぱり、とてもうれしいです。
本当に、おめでとう。