こんばんは


5話まで観ました。
いや~
毎回、どこかで泣いています。
毎回、何かに心を動かされます。


…という、薄っぺらい感想しか浮かんでこないくらい、毎回毎回、考えさせられたり、学んだり、もらい泣きしたりしています。


胸を打つたくさんのエピソードと心のこもった言葉たちを受けて、妊娠・出産がどれだけ奇跡的なことなのかを改めて感じる、今日このごろです。


1話もかなり心に残るお話でしたが、2話以降も、胸に迫るエピソードが続いています。
意識不明となった母親の意思を父親が汲み取り、子どもの命を優先する(2話)、妊娠中の風疹と喫煙の危険性と、四宮の過去(3話)、流産しかかった母体と下屋の苦悩→成長(4話)、中学生の妊娠・出産と、サクラの生い立ち(5話)。


こうして書き上げただけでも、いろいろな場面が思い浮かんできます。
そのどれもが、現実味をもって描かれ、絵空事と思わせないのがすごいです。


2話で父親が出産を願い出る瞬間と、4話で、赤ちゃんが両親それぞれの指をギュッと握る場面が、特に印象深いです。


「(生き長らえるより、)命をつなぐことを選んだんだな…」
2話のその場面を観て、涙ぐみながら、私は思わず、そうこぼしたのですが、その言葉が、はからずも、たまたま、いっしょに観ていた弟の心を打ったらしいです。余談ですが。


加えて、産むとすぐにわが子と引き離された若い母親の泣き叫ぶ姿(5話)は、観ていてすごくつらかったです。
でもそれは、彼女にとって避けては通れないことであり、「現実を受け入れる」ということなんですよね。
そういう場面をきちんと描くことで、ドラマといえども、強いメッセージを与えているところに、このドラマの誠実さを感じます。


産科・新生児科のスタッフだけでなく、2話で活躍した、救命の加瀬先生(平山祐介さん)も、格好良いですね!
スーパードクターが真ん中にいる、のではなく、それぞれが持ち味を生かし、チームとして結束するところが、このドラマの大きなポイントですね。


綾野剛さんをはじめ、役者さんも、適材適所、という印象がありますし、ドラマ全体で伝えたいことがしっかりしていて、毎回、外れがありません。


次回、6話のエピソードは、自分にとってもかなりシビアなテーマだと思います。
近い将来必ずぶつかる問題なので、これまでとは見方が違うだろうな、と。


それも含めて、今後のエピソードで、感動ではなく、怖くて悲しくて泣いてしまう時があるかもしれませんが、それは、人が人を身ごもり、産む、というのは、それほどの重みと尊さに満ちたものなのだ、という証なのでしょう。


本当に、良いドラマだと思います。
老若男女を問わず、一人でも多くの人に観てほしいです。