こんばんは


2話の前に書けています。このペース!久々!(しばらく放置…というか、喜ばせてください)。


ということで。1話を観ました。
期待通り…いや、期待を超えて、かなり惹きつけられました。
泣けました。


きれいごとを並べるのでもなく、スーパードクターの活躍でもなく、痛みを伴いながら、淡々と、しかし、静かな感動をもって描かれる、登場人物たちの思い。
これは、2話以降も楽しみです。


非常に好感を持ったのは、主人公・サクラ(綾野剛さん)の、物腰柔らかな言葉遣いとたたずまいです。
時にシビアな展開となるこのドラマですが、彼の柔らかさと優しさが、トーンを少し軽くしてくれます。
最初に患者を受け入れるところから、彼の人となりがわかりやすく描かれていました。


そして、サクラの優しいふるまいが描かれれば描かれるほど、四宮(星野源さん)のクールかつドライなところが、より強調されるのでした(^_^;)
でも、四宮のクールさも嫌いじゃないです、私は。
彼にも、そうなってしまった理由があるようなのですが、今後それが、どんな人と関わって、どのように変わっていくのかにも、注目したいです。


研修医・下屋(松岡茉優さん)の目線で描かれるところも、わかりやすくて良いです。
松岡さんの、ふわっとしながらも凜とした雰囲気も、ポイント高いです。


助産師・小松役の吉田羊さんも、存在感がありながらも押し付けがましくなく、おおらかさを感じます。


毎回のエピソードは、それぞれ、現実に基づいたものと思います。
未受診妊婦の存在には、恥ずかしながら、今まで気づきませんでした。


精神的虐待、経済的貧困…が積み重なって起こってしまう悲劇。
そうなる前になんとか…と、サクラも言っていましたが、そのすべてに対応できないのも、また現実。
新生児科の今橋部長(大森南朋さん)の言葉にもありましたが、妊娠して、産婦人科を受診できるのは、当たり前でなく、本当は、恵まれているのですね。


同時期に出産を控えていた夫婦(要潤さん・臼田あさ美さん)の存在も大きく、いろいろ、考えてしまいました。
なかなか自分に引き寄せられないのが、心苦しいですが。


これからずっと、様々な形で、出産にまつわる物語が続いていきますが、心の痛む場面、悲しくなる場面もあると思います。


でも、それはそれで、正面きって描いてほしいです。
そこをちゃんと見せることに意味があると思いますし、私も、妊娠や出産について、たくさんのことを知っていたいと思うので。





赤ちゃんが生まれてくるところでは、感動して泣いてしまいました。
私も歳とったわ…と思ったり、出産って素晴らしいと思ったり。
母にも薦めて、いっしょに観たいです。