こんばんは


ずいぶん前に最終話まで観ていたのですが…書けませんでした。


途中はかなりいろいろな事件が起こっていたはずですが、うまく丸く収まったな、という印象です。


ただ、「心の病」については、これまで、さまざまな方向から、さまざまな手法で特集が組まれていますが、精神科がドラマで描かれることはあまりないので、単純に、うれしかったです。


患者目線で客観的に眺める「現場」は、なかなか興味深いものがありました。


蓮見(松重豊さん)が8話で倫太郎にかけた言葉が印象に残ったので、ちょっとメモっておきました。
「記憶は脳の中にある。私たちが扱っているのは、記憶であり、心であり、命である」


蓮見は外科医なのですが、ただ手術をするだけでなく、記憶や心、そして、それらを司る「脳」と向き合うことが医師の仕事なのだ、と悟ったような表情だったのが、印象深いです。
精神科の役割の大きさが感じられた場面でした。


倫太郎自身は、夢乃と出会ったことで、だいぶ心を揺さぶられました。
夢乃=明良の母・るり子の存在が、強烈でした(^_^;)
さらに、プロポーズまでしたのに、「医師としての倫太郎さんが好き」と、ふられるし…。散々でしたね(-.-;)
夢乃役の蒼井優さんと、るり子役の高畑淳子さんの芝居が、インパクトありました。


ただ、彼女の治療の過程が、その、ものすごい流れのなかで、ややわかりにくくなったのは、ちょっと残念ではありました。
毎回のエピソードでは、精神療法が効果的に用いられ、うまく描かれていたので、より、そう感じました。


これまでもそうだったし、これからもそうだと思いますが、「心」に向き合って、ほぐしていくことは、自分であれ、他人であれ、逃れることはできません。


あまりにも、心にダメージを受けて、セルフコントロールが難しくなることもある。
そんな時代に、このドラマがが存在した意味は、確かにあると思います。
うまく表現できないですが


私自身、踏み出すまでに時間がかかったので、一歩踏み出す:変わるための、ほんの少しのきっかけにつながったら良いなあ…と、ぼんやり考えたりしています。