こんばんは


ようやく、最終話までたどり着きました。


家族が一丸となったことで、「名無しさん」は名無しでなくなりました。


家族への感謝、信頼、つながり…。あらゆる側面から、倉田家の底力を見た最終話でした。


ついに本丸・赤崎(市川猿之助さん)にたどり着いた健太。事態を軽く捉えていた赤崎に詰め寄る姿が印象的です。
あの日、赤崎が健太を追いかけていかなければ、その後の模倣犯も登場しなかった。そもそもは、彼の行動が発端なので、健太の怒りも、大げさなものではないのです。


余談ですが、「MH」のイニシャルから、つい、真瀬部長を連想しておりました(^_^;)
ブランドのロゴだったのか…。


真瀬部長といえば、不正を認めて謝る場面も、この最終話のポイントですが、社長が太一に頭を下げるところも、私には、印象深いです。
社長がちゃんと調査すれば防げたことも、多かったので。


太一が、社長の慰留を断り、西沢さんを後任の総務部長に推したくだりも好きです。
西沢さんのキャラクターも、全体を通しての山口紗弥加さんの芝居もすごく好きだったので、努力が報われるという描写には、グッときました。


七菜の家族を語る場面も、このシリーズでの倉田家の歩みを過不足なく表現していたし、家族のなかの自分を客観的に捉えていたことに、とても好感を持てました。


それにしても、あれだけの事件のきっかけを作っておきながら、在宅起訴→罰金刑、という流れになりそうなのが、なんともむなしかったです。
個人的な見解ですが、倉田家の痛みを思えば、慰謝料を払えば解決になる、とは思えないので…。


9話の最後から続いた、明日香は怪しいのでは?というラインも、そうではなくて、少しホッとしました。思わせぶりだな~、とも感じましたが。


明日香といえば、最後のモノローグも、心に残ります。
真面目にやっている者が得をする…そんな世の中を信じたいです。


ということで。
長々と書いてきたこのドラマの感想も、これで終わりとなります。
ラストの一瞬は、私の中では想像の範囲内だったので、意外性はなかったですが、もう普通の生活に戻してあげてよ…とも思います。


怖いと思うこと、心が痛む場面もありましたが、いろいろ想像しながら、推理しながら観て、楽しかったです。
連続ドラマのおもしろさを味わいました。


続編は、個人的には、想像してみるだけで十分だと思っております。
最後のあの場面だけは夢だった、とかね。





蟹江編集長って、腕の立つ編集者だったのか…。
想いが報われて良かったですが、奇跡的すぎて、ちょっと信じられないです(^_^;)


七菜を送り出すときのガスの手が、かわいかったな~
本編後の告知場面での映像も、ツボです


それから。
間瀬部長が神妙な表情に、辻本くんが笑顔になっていたエンドタイトルにも注目して観ました。


本編に主題歌がかぶさることが最近は多いですが、このドラマはちゃんと独立させて、出演者の写真や次回の予告映像も使って作られていました。
オーソドックスでありながら、丁寧さを感じるもので、非常に好感を持ちました。


キャストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした、そして、ありがとうございました。


さらに。
この感想を最後まで読んでくださった皆さんに感謝申し上げて、結びの言葉といたします。