こんばんは


初回、観ました。
原作を読み、そのイメージが残っていて、観るのが少し怖かったのですが、予想を覆すおもしろさでした。
少々気になる箇所はあるものの、楽しく観続けられそうです。


綾瀬はるかさんが、主人公のキャラクターにうまくはまるのか?という思いがあって、不安でもあったのですが、多少の設定やストーリーの変更が、うまく機能しているみたいです。


花笑(綾瀬はるかさん)という人物がしっかり描いてあるのが、私には好感が持てました。
両親との関係性や、花笑の職場での立ち位置を、モノローグをはさみながら時間をかけて描いてあることで、彼女の人となりがよくわかり、これがこれからどうなっていくのかな?という、変化への期待感が高まりました。


花笑と両親の関係性が、すごく良いなあと思いました。
特に印象的なのは、30歳の誕生日に、父親がケーキを買ってきたエピソードです。
思わず、私自身の30歳の誕生日を思い出して、涙が出たよ…(ケータイに留守電メッセージが入っていた話ですね)。


そして、モノローグを多用することで、花笑が、クールに見えて、内にこもりやすい人柄だというのが伝わってきました。
自分にもああいうところはあるので、共感とまではいきませんが、ちょっと親しみが持てました。


田野倉(福士蒼汰さん)のキャラクターも、わかってはいるけど、突然に告白されて、なんとなく気まずいなかで、翌朝にあんな優しい表情をされたら…私なら、クラッときますね(笑)。


そのあたりのくだりで、花笑が、「こんな状況でも、パンが喉を通るなんて!恋愛の経験値が違う…!」と田野倉を評する心のつぶやきが、個人的にツボにはまりました。
なんだかよくわかる気がする…って、何じゃそりゃ(^_^;)


壁ドンもね、やるとは思っていなかったのですが、かなりのインパクトがありましたね。
あれで、ものすごくドキドキしたのですから、本当に好きな人にそうやって迫られたら、自分、どうなるんでしょうね。気を失うとか…(笑)。


気になったのは、「こじらせ女子」という用語の登場。
ドラマ化にあたり、新たにできたものだと思うのですが、「干物女」が流行ったとはいえ、なんだかな…と思ったりも。
自分に当てはまる項目があると、悲しくなるときがあります…あくまでも、個人的にそう思うだけですが…。


でも。


最初に、主人公のキャラクターをちゃんと置けたことや、モノローグやテンポの良さで、続きを観たいと思えるドラマになったのは、大きな収穫でした。


あとは、少し前向きになって…たまに妄想しながら(笑)楽しんでいきたいです。
素直に、花笑に感情移入しても良いかな?とも思います。