こんばんは
初回、観ました。
木皿泉さんが、自らの小説のドラマ化に際して、脚本も担当されたドラマです。
原作は、本屋大賞にノミネートされたりして(結果は2位)、非常に話題になりましたし、個人的にも大変興味があったので、何回、書店で手に取ったかわかりませんが…結局、今まで読めてはいません
そして、原作の帯を読んだときは、どんな流れなのか、どういう心情が描かれるのか、すぐにはつかめませんでした。
しかし。
映像を観て、木皿さんの作品の持つ独特の世界観が伝わってきましたし、ラストでは、涙がこみ上げてきました。
テツコ(仲里依紗さん)は、亡くなった夫・一樹(星野源さん)の父・連太郎(ギフ、鹿賀丈史さん)と二人で暮らして7年。その長さがちょっと不思議なところなのですが、それなりの理由があるんですよね。
いつも持ち歩いている缶の中に入っていたものは、衝撃的でした…。
そして、プロポーズしてきた恋人・岩井さん(溝端淳平さん)への断りの言葉には、彼女が7年間抱いてきた思いがこもっていました。
やはり、伴侶を亡くす、ということの重さははかりり知れないのだと感じ、心を動かされました。
そして、そのあと流れた主題歌の「M」の歌詞が、まさにテツコの心情と重なってきて、さめざめと泣いてしまいました。
この曲が主題歌になった理由がわかりました。
テツコと連太郎が、パン屋の思い出を語る場面がありましたが、そうした、悲しみのなかでの温かな記憶や、悲しみを共有しながら寄り添い、支えあうこと、それが、二人にとっての日常なのですね。
テツコの事情を知っているであろう岩井さん。なのに断られるとは、ちょっと気の毒にも思いますが、彼女の心の真ん中にあるのは、大切な人を失った悲しみなので、誰もそこには立ち入れないのですね。
それが癒やされていくことが、彼女の転機となりそうです。
いまだ本名がわからない隣家の女性・ムムム(ミムラさん)。彼女にも、CAとして華々しく活躍した過去があるようです。
そして、まだ登場していない主要人物もいるので、まだまだいろいろなことが起こりそうです。
続きが楽しみです。
原作を知らないので、どこがどうなったか全くわからないのですが、登場人物のキャラクターは、そのまま生かされているのではないかと思います。それと、言葉たちも。
そこには、静かで優しい空気が流れていました。
派手ではないのですが、 人の心に訴える何かがあります。
木皿泉ワールド、健在なり。
初回、観ました。
木皿泉さんが、自らの小説のドラマ化に際して、脚本も担当されたドラマです。
原作は、本屋大賞にノミネートされたりして(結果は2位)、非常に話題になりましたし、個人的にも大変興味があったので、何回、書店で手に取ったかわかりませんが…結局、今まで読めてはいません
そして、原作の帯を読んだときは、どんな流れなのか、どういう心情が描かれるのか、すぐにはつかめませんでした。
しかし。
映像を観て、木皿さんの作品の持つ独特の世界観が伝わってきましたし、ラストでは、涙がこみ上げてきました。
テツコ(仲里依紗さん)は、亡くなった夫・一樹(星野源さん)の父・連太郎(ギフ、鹿賀丈史さん)と二人で暮らして7年。その長さがちょっと不思議なところなのですが、それなりの理由があるんですよね。
いつも持ち歩いている缶の中に入っていたものは、衝撃的でした…。
そして、プロポーズしてきた恋人・岩井さん(溝端淳平さん)への断りの言葉には、彼女が7年間抱いてきた思いがこもっていました。
やはり、伴侶を亡くす、ということの重さははかりり知れないのだと感じ、心を動かされました。
そして、そのあと流れた主題歌の「M」の歌詞が、まさにテツコの心情と重なってきて、さめざめと泣いてしまいました。
この曲が主題歌になった理由がわかりました。
テツコと連太郎が、パン屋の思い出を語る場面がありましたが、そうした、悲しみのなかでの温かな記憶や、悲しみを共有しながら寄り添い、支えあうこと、それが、二人にとっての日常なのですね。
テツコの事情を知っているであろう岩井さん。なのに断られるとは、ちょっと気の毒にも思いますが、彼女の心の真ん中にあるのは、大切な人を失った悲しみなので、誰もそこには立ち入れないのですね。
それが癒やされていくことが、彼女の転機となりそうです。
いまだ本名がわからない隣家の女性・ムムム(ミムラさん)。彼女にも、CAとして華々しく活躍した過去があるようです。
そして、まだ登場していない主要人物もいるので、まだまだいろいろなことが起こりそうです。
続きが楽しみです。
原作を知らないので、どこがどうなったか全くわからないのですが、登場人物のキャラクターは、そのまま生かされているのではないかと思います。それと、言葉たちも。
そこには、静かで優しい空気が流れていました。
派手ではないのですが、 人の心に訴える何かがあります。
木皿泉ワールド、健在なり。