こんばんは


どうやら、大団円を迎えたらしい「HERO」。
本編は、最後の瞬間までチラッと観ておりましたが、抜けもあり、じっくりとはいかず、実質、7話までで止まっている状態です。


毎回のエピソードもさることながら、キャストのかけあいが楽しくて、本題を忘れかけることもあります。
そして、久利生の信念もちゃんと描かれているのもポイントだと思います。


6話で、遠藤が逮捕されたときの、城西支部全体で調査する姿や、4話での「いつも通りがいちばん」という久利生の言葉の真意が印象的です。
「あるよ」のバリエーションも増えましたね


それから、馬場(吉田羊さん)の元夫が登場したときの(麻木以外の)事務官の皆さんのやりとりが、可笑しかったです。
馬場と付き合っていたのに、別れて、牛丸次席検事(角野卓造さん)の娘と結婚してしまった田村(杉本哲太さん)を巻きこんで楽しむ三人、の図は、役者さんたちも楽しいだろうな、と思ったものです。


登場人物といえば、中盤以降、麻木が元ヤンだとわかり、その麻木に憧れる宇野(濱田岳さん)が、久利生に嫉妬するあまり、回を追うごとに壊れていく(?)あたり、相当「遊んでいる」描写もあります。
これも、軸となる物語がしっかりしているからこそできるのかもしれません。


久利生の行動が周りに影響し、思わぬ方向に事態は進んでいく。
そしてそれが、皆にとっての新たな方向性を生む。


目新しさがなくても、ずっと続く「この作品にとって大切なもの」を重視し、守っていることが、このドラマの強みなのかもしれないです。


秋ドラマのスタートラッシュも近づいてきたので、早いうちに、最終話まで観たいと思います。