こんばんは


これは、7話までの視聴。
物語の流れでは、やや描写が甘い部分もありますが、各キャラクターの動きがそれを補って、全体としておもしろくなっている、という印象です。


水球そのものよりも、水球部とその周辺の人間関係を描く時間が長いのですが、水球の上手くなっていくプロセスをドラマの中で描くのは、私たちが思うよりもずっと、大変なのかもしれません。水球が、スポーツのなかでは比較的マイナーな立ち位置だからかな?


6話での、龍二が、カス高水球部のために「あえて」水蘭の練習に参加し戻ってきたくだり、あれって…転入ではなく、体験入部(お試し)だったのかな、と私は思っていますが…(あまりにも唐突すぎますよね)。


顧問の先生は、詳しい事情を理解していたのでしょうか…?
そういう描写はなかったし、「新しいメンバーだ」と部員に紹介していた場面があったので、私はてっきり、完全に移ってしまったのかと思っていました。


というようなこともありますが、それを補って余りあるのが、キャラクターの描き方です。
私は、水球部では、千秋が好きですね。繊細な面もありながら、つとめて明るく振るまい続けるひたむきさが良い


また、尚弥の幼なじみ・渚(大原櫻子さん)の、尚弥との距離感にも、好感が持てます。
おそらく彼にとって最大の理解者でありながら、ライバル校のマネージャーである、という微妙な立場がそうさせているのだけど、つかず離れずの関係にある二人のやりとりのさじ加減が、絶妙だと思います。


ほか、いろいろな恋愛ベクトルが伸びているので、水蘭との対決のほかにも、それらがどう落ち着くかも、少し楽しみにしています。


このドラマの最大のポイントは、水球部の結束なのだ、と個人的には思っているので、彼らにとって最高の試合をやってくれたら、私もうれしいです。