こんばんは


最後まで観ました。
しかしまだ、謎が解けきっていない…
スッキリ、時々モヤモヤ、という感覚でしょうか。


物語が続いていくとわかっていても、倉木の「真実を知りたい」という強い思いに引きずられて、最後までついていった、という感覚はあります。


とりあえず…
感想をダラダラと綴ります。


爆破事件の黒幕は、室井だったのですね。
彼は、千尋のかつての恋人で、倉木の娘・雫の実の父親だったとか…。


そのつながりを理由に、千尋を、グラークα作戦と呼ばれる極秘任務に充てたのも、爆破事件に利用したのも彼。
そして最終的には、来日する大統領を狙うという大胆さ。
こんな人が警視監で、公安部に属しているなんて…
フィクションで良かったと、心から思います(こういうの、今年2回目だな)。


新谷兄妹の真実にも、驚きました。
二人は双子で、和彦ではなく、妹の宏美が実行犯。幼くして「覚醒」してしまった妹のために、和彦は、彼女の思いを満たすべく、現在まで、ひたすらバックアップしてきたという過去が。
あの回想も、なかなか…エグいものがありました


そして、生きていたのは、和彦ではなく宏美で、記憶を取り戻したあとのターミネーターぶりは、ものすごかった…。
もう、中神のレベルどころじゃなかったですね(彼の最期もあっけなかった)。
最終話で、あんな状態から復活して、室井を襲うとか…ありえない(刺さってたのに…)。


でも、ふるさとを訪ねたときの彼女の涙も、忘れがたいです。本当はずっと、悲しみをいっぱい抱えたまま生きていたんじゃないかなって…ふと、想像したりも。
そうして、いろんな感情が混ざってのラストだったのかな、と考えると、彼女を殺し屋の「百舌」と簡単に表現することが、せつなく感じられます。


そしてやはり、警察というところは、知られてはいけない不祥事は、徹底的に隠していくのですね…
倉木たちと事件を追っていた津城も、その方向性には逆らえなかったということですね。公安部って、なんだかよくわからないな…(思考停止)。
かつて公安部にいたという東の言動も、ややエキセントリックで、かなり理解しがたかったです。なぜ去っていったのか…全然わかりません


ただ…
事件のかたがついて、居酒屋で談笑する倉木と大杉が救いでした。


グラークα作戦で、なぜ千尋だけが生き残ったのか、「モグラ」とは何なのか、そして、新谷兄妹の物語…気になることがまだまだあるのですが、続きはWOWOWで放送されるから(初回は無料らしいので録画はしましたが)、追っていくのは、現時点では無理か(T_T)


いつか、集中的に放送してもらえるとうれしいです。そのときは、このドラマの流れを忘れているかもしれませんが


ならば、原作を読んでもいいかな、とも思いますが、いつ読めるかな?読んでちゃんとストーリーを整理できるかな?
この「百舌の叫ぶ夜」も、話を整理するのが大変でしたから。
でも、小説を読むような味わい深さがありました。それは、確かです。