こんばんは


6話まで観ました。
うまくいきすぎ?な流れは感じても、1話完結は、やはり、観やすいし、わかりやすいです。


「銀行で働く人」をメインに描く、というところが新しいのかもしれません。


相馬さんが、舞の影響を受けてきていますね。
6話ではついに、決め台詞(?)の「お言葉を返すようですが」が出てきちゃって。
「花咲」にも入り浸りで、お父さんと意気投合していますし、後半は、舞よりも彼に注目するとおもしろいかも。


それから、4話にて、児玉(甲本雅裕さん)が、つい、臨店班に情報を提供してしまうという…あれ、良かったですね。
なんだ、上司にくっついて歩くばかりじゃないんだ、と、ホッとしたりも。


各話のエピソードのなかでは、5話が印象的です。
私もすっかり、舞たちの芝居に乗せられてしまった感が…(^_^;)
元演劇部だった、という伏線のようなものがあったのに…全然気づかずでした
それまでは、臨店班が正す相手は、臨店先での支店長たちだったのが、このお話では、金融庁の主任検査官だというのも、新鮮に感じました。


ちなみに、金融庁検査といえば、「半沢直樹」での描写が思い出されます。あのときも厳しかったなあ…。
実際も、かなり細かいところまで調べられるとか…。胃炎になりそう


実際は、あんなにスムーズにはいかないでしょうし、事件のその後(当事者の処分など)については、サラッと流していたりしますが、そのあたりを描きすぎると後味が悪くなったりもするので、そこは、観る人の想像に委ねる、というかたちに。
ほど良いライトさが魅力のドラマなので、その手法は成功していると思います。


ゲストとして、中村靖日さん(馬介)、松浦雅さん(ふ久)、そして、前田亜季さん(桜子)と、「ごちそうさん」のキャストが登場してくるのも、また、おもしろいです。
特に、6話での舞と奈津子(前田さん)の関係性は、「ごちそうさん」をほうふつとさせるものでした。


というように、パターンにはまりながらも、毎回、異なった味付け、もしくはスパイスで、「銀行の人々」を描くこのドラマ。


大きな事件と敵を、時間をかけて追いつめていったときの達成感もものすごいですが、その規模は小さくとも、真正面からぶつかっていく舞の姿は、観る人の日常により近い感じがします。女性は特に。
小さな「すっきり感」を重ねていくこと。これは、結構、心に効きます。