こんばんは
遅れ遅れでしたが、これも、最後まで観ました。


キャラクターを観るドラマだと思いながら観ていましたが、終盤は、ストーリーに重きを置いていたかな、と感じました。
もっとも、表面上の敵・正木の生死も不明なまま終わったように、来年公開の映画への布石を打つ、というのもあったと思われますが。


「制圧法」制定のために、いわば、当て馬としてNPSを結成させた、って…。霧山(近藤正臣さん)の思いを叶えるために、多額の税金がかかっていますよね。
一般国民の目線からすれば、無駄遣いのようにも感じられ、現実的にみれば、批判されそうな事案なので、架空の出来事で良かったと思ってしまいます。


中盤で展開された、古橋(池内博之さん)や速田(平山浩行さん)がメインのエピソードは、NPSの仕事ぶりをたくさん観られたし、事件の謎解きの要素もあったりして、楽しめました。
ああいうのがたくさんあると、自分のなかでもっと盛り上がれたかもしれません。


また、正木の一號に対する執着がどこからくるのか、なぜそんなに知っているのか、それらは描かれなかったので、彼の思いを読むことができず、ストーリーに翻弄された感もありました。


そして、新垣結衣さん演じる林イルマが登場したことで、やはり「空飛ぶ広報室」を思い出さずにはいられなかったです。
感想をいろいろと読むなかで、「『イルマ』という名前は、入間基地からきているのではないか?」というコメントがありました。「あ~、なるほど!」と思いましたが、実際にそうだったのかな?


と、いろいろなことが詰まったドラマでしたが、上層部との関係性とか、先に書いた、正木のキャラクターとか、過去の因縁とか…とにかく、いろいろなことが、映画への伏線として残ったようにも思います。
一號と蘇我、それぞれの信念が描かれた、正木との対峙も、そうでした。


だから、エピソードとしては終わったのだけど、観ていて、そんなにすっきりとはしていない…終わったような気がしないのです。


映画の公開まで時間もありますし、そこまで気持ちを引っぱれるかどうかも、わかりません
現時点では、総合的にみて、少しモヤッとしたような感覚がある…というのが、正直なところです。