こんばんは


4話の記事から、かなり間が空いてしまいました
申し訳ありませんm(_ _)m


サエコの誕生日を中心に描かれた5話。
デッサンも含めて、原作に忠実なバースデーケーキに「すごい!」と思いながらも、全体的には、重くどんよりとした流れだったので、観ていて、ちょっとつらかったです。


サエコの誕生日を、ワクワクしながら妄想する爽太。
ちょっとちょっと、声に出てますよ…。
彼のヴィジュアルで、画的になんとか持ちこたえていますが、オリヴィエのつっこみを加えても、やはり、変ですね…(^_^;)
薫子さんの指摘どおり、現実的には、この時期の朝は寒すぎて、ロマンティックに朝焼けを眺めるなんて、無理がありますね。


これを含めて、最初の5分くらいの間に、妄想が3本も登場したので、さすがにこれはしんどいな、と思いました


それでも、妄想のままに朝焼け鑑賞を実行する爽太。
それに賛同したえれなさん、あなた、本当に良い人だ…。
そして、それで気持ちが紛れるなら、やった意味があったということなので、一応、役には立っているのかな?
決して、爽太の妄想を肯定するわけではありませんが…。


そんななか、サエコと夫との関係性は悪くなる一方。
今回は、友人と話す場面がありましたが、家族も友人も、吉岡の人間性についてはまったく触れていないのが気になりました。
彼が雑誌の副編集長だから、生活には困らないとか、親との同居はしなくて良いのだから恵まれているとか、子どものいない今がいちばん幸せなのだから、満喫しなきゃ、とか…。


最も重要なのは、そこじゃないでしょと感じながらも、彼を説き伏せるくらいの価値のある仕事なんて、確かに、今の彼女には見いだせないとも思えます。
割り切って、「妻という仕事をこなす」と決めた彼女の気持ちを察すると、心が痛みます。


それにしても、
「電気代払ってやってるんだから、帰宅するまで点けっぱなしにしとけ!」
って…。
男性の、こういう恩着せがましい態度は、私、ダメですね…


吉岡が、ケーキを受け取りに来た場面のやりとりは、爽太のやりきれなさがすごく伝わってきて、ここでも、心がチクチクしました。


サエコが抱えるのは、爽太サイドのものとは次元の異なる、かなり深刻な問題。
ですが、コミカルな場面の数々が、それをうまくフォローしていて、救われているような気がします。


コミカルといえば、爽太の個性的すぎるデッサンに薫子さんがつっこむのは、原作通りなのですが、安定感抜群。こういう場面がきっちり入っているので、なんだかホッとします。


倉科さん役は、佐藤祐基さんか~。えれなが片想いしていても「なるほどね」と納得できるような感じはしました。


と、いろいろな場面がありましたが、お店の飲み会を放り出してえれなのもとへ向かおうとするときの爽太の心情は、やはり、理解に苦しみます。


その場にいた薫子さんが、爽太の、サエコに片想いしながらえれなと関係を持つような感性に嫌悪感を示していることも大きいのですが、
「同性の悪口を言う女性は嫌いだよ…」
惚れた男にそう言われるのは、つらすぎます。


薫子さんも、あの場で、直情的に言葉をぶつけたことは確かに良くなかったけれど、爽太も、自分の行動はさておいて、サエコやえれなの良いところを並べ、さらに、目の前にいる相手に向かって「嫌い」なんて、思っていても言うべきじゃなかったのでは、ほかに言い方があったのでは…とも思うのでした。


私が薫子さんの立場だったら…
ショックが大きすぎて、仕事を休むと思います。


やはり、ラストの印象が強いのでしょうか、重い感じがする5話でした。
コミカルな演出と、サエコのかわいさに救われます。





サントラを聴くと、ドラマのさまざまな場面が思い浮かぶ…。
こういうサントラに、久々に出会った気がします。


先週、まさかのラストに驚きましたが、最終話で、どうやって各キャラクターの想いが着地するのか(できるのか)気になります。