こんばんは


あれから、今日で、4年になりました。


日数にして、1461日。
それが長かったのか、短かったのか、未だよくわからないのですが、


往々にして、「…たら」「…れば」を思い浮かべた日々でした。
それは、過去~現在~未来のすべてにおよび、そのあとには必ず、後悔と追憶がついてきました。


思えばあの日も、今日と同じような雨降りでした
昼間、雨が上がったのですが…
もしもあのまま、雨が降り続いていたら…と思うと、やり場のない涙が、どっと出てきました。


友人や知人、いとこがうらやましく思えて、悔しかったし、何気ない日々の出来事や思いのなかで、親を亡くすとはこういうことなのか、と、じわじわと実感するようにもなりました。


サラッと父親のことを話せるようになるまで、かなり時間がかかりました。


でも。
それでも、前を向いて歩いていくしかない、ということは、4年前に決意していました。
故人が好きで、カラオケでよく歌っていた「風」(はしだのりひことシューベルツ)という曲の歌詞が、偶然なのか運命的なのか、そういう感じで。
たま~に聴くと、なんだか、父に背中を押されているような感覚になるものです。


言いたかったことはたくさんあるけれど、時は戻せない。
だから今、自分にできることを、自分なりにやっていくしかない…
今は、自分にそう言い聞かせています。


去年、
「忘れたわけじゃない。忘れないための今日。」
と書きましたが、本当に、そうだと思います。
良いこと書くな~、自分と、ついつい自画自賛(笑)。


そんな、「忘れないための今日」、今年は、かしわ餅を買ってきました。
そして、ごくごく個人的な思いから、よく飲んでいた缶コーヒーも供えました。
積雪があって、お墓参りはできないので…仏壇に向かって、小さく拝みました。


ここ1年で、私は、コーヒーを飲むことが増えました。とにかくいろいろ…ブラック以外でですが(^_^;)
なぜそうなったのかも、恥ずかしながら、コーヒーの味の違いも、まだよくわからないのですが、なぜ、彼がコーヒーをたしなんでいたのか、コーヒーに何を求めていたのか、少しだけわかってきたような気がします。


そうして私は、父という人を、今さらながら、わかりだしたのかもしれません。


私にとっての1461日は、そうして流れてきました。
そして今日:1462日目を迎え、いつもと同じように仕事に向かい、見た目はいつもと変わらない日常を過ごしました。


法事がないかぎりは、ずっとこんな感じなのだと思います。
でも、「忘れないための一日」という思いがそこにあれば…
私は歩いていけます。たぶん。





生きていたこと。
ともにいたこと。
それを忘れないために、今日はある。
ありがとう。
ずっとずっと、ありがとう。