こんばんは
たいへん遅くなりましたが、3話の感想です。


爽太を含め、登場人物の想いが大きく動きだす回になりました。
だんだんと、苦味を増してきたようにも思えます。
サエコの抱える悩み・苦しみも初めて描かれましたが、これを観てどう思うかも、人それぞれなのかもしれません。


オリヴィエが、かっこよかったなあ~。原作でのかっこよさそのまま…いや、それ以上ですね。
溝端くん、良い味出していると思います


まつりに思わずキスしてしまった彼。しかし、それからの決断の早さは、すばらしいと思います。
爽太にはブラック呼ばわりされていましたが、そうなることも、ときには必要なんだな、と思わせるのは、彼の人柄ゆえ。


「お父さま」「お兄さま」と呼ばれてかしこまってしまう小動親子にクスッと笑いながらも、「どんな人でも、出会った人としか恋愛はできない。まつりちゃんと同じカゴに入れてもらったことに感謝する」と、哲学的に語りかける彼に、なるほどそうか…オリヴィエ、すごいな、と、改めて思ったのでした。


前回「悪い男になる」と決めたはずの爽太。自分のペースに持ちこめると思っていたはずが、サエコに「元カレ」認定されて舞い上がり…またもペースを乱されます。
あの決意は何だったのか…
それにしても、うわずったモノローグと返事が、可笑しかったです(←他人事だと、楽しいですね)。爽太の横の「元カレ→」の手書きっぽい字幕も、非常に漫画チックでした


サエコが「合コン必勝法」を電話で友人に話しているのが耳に入ったときの薫子さんの反応も、楽しかったです。


原作・ドラマを通して、私は、薫子さん目線で向き合っていますが、彼女の気持ちが本当によくわかって…そんなんじゃ、本当はいけないんですが(苦笑)。あえて薄着で…ああ、なるほどと思っちゃうし(^_^;)
心の声のトーンが、また良いんだわ。そして、再びの漫画チックな字幕…原作そのままに、しかし、より立体的になっていて、楽しかったです


この二人のやりとりでは、薫子さんがサエコに「恋愛必勝法」を聞き出す場面も、良かったです。
心の声とつぶやきは、薫子さんのキャラクターを象徴しているようでした。


そのとき、サエコが、爽太宅をミニスカートをはいて訪れたときの話をしていましたが、私は、原作でのこの会話の場面を覚えておらず、ドラマを観て「へぇ~、そう考えてたんだ」と思っていました(「パン・オ・ショコラ」のくだりも同じでした…面目ないです)。


サエコは、あの段階で察しがついていたのか…。爽太、残念すぎます
妄想どおりで良かったんだ…。しかしそれでは、物語が終わってしまうのか。運命って、苦いですね。


それから、好きな人に会えることになった、と話すえれなに、電話越しに「がんばれ」と声をかける爽太…
のところ、ツボでした。キュンとしました(笑)
何回リピートしたか…(^_^;)
声のトーンが良いんですよね。
松潤にこうやって励まされたいと思わず妄想しちゃうような(笑)。
あの台詞は、原作にはなかったはず…。脚本家さんにお礼申し上げたいです


そして、吉岡さん。
あれはちょっと…ね。
「付き合いだ、仕方ないんだ」と、しょっちゅう出かけていた、昔の私の父を思い出しました。
サエコの問いに全然答えないのも、夫婦がちゃんと向き合えていない証拠なのだろう…と想像しております。


爽太とサエコの関係性だけでなく、薫子さん、えれな、オリヴィエ、まつり…それぞれの想いと葛藤が読みとれて、なんだかとてもせつなくなりました。


この先どうなるか、全然わからないのですが…
想いを丹念に描いてあるのが、このドラマの良いところだと思います





パン・オ・ショコラ、いただきました。今のところ、2個
オレンジピールとチョコレートの組み合わせは好きなので、好みの味です


初回からずっと思っていますが、音楽がすごく好きです
サントラに興味あります。
そして、何度か出てきた、物思いにふけりながら爽太がたたずむ場所は、「最高の離婚」で登場した、目黒川にかかる橋なのかな?と思ったりも。