こんばんは


これは絶対観る!と決めていたドラマですが、期待していたとおり、良かったです。
個人的に、今、家族について考える時間が多いからか、じんわり、ほっこり心が温まる感じがします。


堀田家は大家族。祖父、父、長女とその子、長男とその妻子、次男の8人、プラス、猫。
そして、彼らを見守る祖母(故人)。
というのを紹介するときの見せ方が良かったなあ、と思います。
事前に情報を得ていなくても、人物とその関係性、簡単ではありますが、キャラクターもわかりましたし、とっつきやすいと感じました。


初回は、朝現れて夕方消える百科事典の謎、というエピソードでした。
が、謎解きというよりは、知恵を出し合って問題を解決するという流れなので、あまり頭をひねらなくても良くて、登場人物たちに委ねていっても大丈夫なので、そこはとても気に入っています。


百科事典が重しになって、自動ドアが開くのか…そんな自動ドアがあるとは知らなかったよ…。
「はらちゃん」のイメージがあるからか、光石さんを観ていると、せつなくなってたまりません。
あと、片桐はいりさんを観ていると、「あまちゃん」の安部ちゃんが思い出されてしまいます…というか、最近、そういうの多いですね


堀田家のなかでは、長男・紺のキャラクターと立ち位置が好きです。
超個性的な父・我南人(玉置さん)をフォローし、母親の違う弟・青(亀梨くん)を思いやり、古本屋の仕事もこなす、いいお兄さん。
父親と衝突しがちな青にとっては、いちばんの理解者なのではないかと思います。


紺を演じる金子ノブアキさんは、今まで観てきた作品では、エッジが立った設定だったり、ニヒルな曲者キャラだったり…して、そういうイメージが強かったので、ああいうおおらかで優しい人物が新鮮に感じられます。


玉置さんの存在も、予想していたよりは落ち着いて見えるので、良いスパイスになっていると思います。
屋上で歌った「サーチライト」、良かったなあ。安全地帯の皆さんも演奏されていて…かっこいいなあと思った時間でした。


大家族ものは今までにもたくさん作られてきましたが、このドラマのかもし出す、下町の温かな雰囲気と人々の優しさは、私には合っているみたいです。


数字にとらわれずに、大切に観続けていきたいドラマです。