こんばんは
これも、初回からだいぶ経ってしまいましたが…書きます。


陰陽道の占いについての知識はほとんどないので、雰囲気からでも読み取って楽しんでいこうと思っていますが、そんなことを考える間もないまま、安倍祥明の、チャラいようで的を射た台詞に、うっかり(笑)引きこまれてしまいました。


観ていて思い出しましたが、劇中で祥明が解説した「陰陽五行思想」の話は、生け花の研修で聴いたたことがありました。
もっとちゃんと勉強したら、知識が深まるかもしれないなあ。


王子稲荷の商店街に突然オープンした、「よろず占い処 陰陽屋」。
はっきりいって占いはインチキで、祥明が元ホストということもあり、商店街の皆さんからは疎まれます。


が、祥明はそれなりに陰陽道については学んでいるし、人の気持ちや状況を冷静にとらえる鋭い洞察力もあるし、ホスト経験を生かした巧みな話術も兼ね備えている、なかなか魅力的なキャラクターなのですね。


なので、両親のケンカを仲裁したいという少女の思いに応えたときの、その行動の裏付けとなる言葉たちに「なるほど…」と、感心してしまいました。


「祟られているから」と思いこむことで、気持ちに折り合いをつけることが、この家族にとってはより良い道なのだろう…ということを、とっさに彼は察したのかもしれませんが


確かに、嫌なことがあると、何かのせいにしたくなることもあるし、親世代が亡くなる年頃でもあるし…
マンガの台詞や食器の写真から心情を察するあたりも、祥明の冷静さを感じました。


そりゃ、ハッタリだろ~(^_^;)と思いながらも、白黒つけることがすべてでもない、という考えに、深くうなずいてしまってもいました。


錦戸くんが、良い意味でこのキャラクターに合っていて、そこも良い
プライベートの場面での、眼鏡姿も好きです


祥明は、アルバイトとして雇った瞬太(知念侑李くん)に、ただならぬ「何か」を感じ取ったようですね。
原作では、実は、狐らしい…とのことですが、そうでなくても、本当に、狐がついているのかもしれませんね。


祥明への信用度は低いながらも、自分のことをズバリ指摘された路子(倉科カナさん)は、振り回されながらも、気になっていくのかもしれません。


まだまだ敵の多い祥明ですが、彼のことをゆっくり見守るスタンスの源次郎(杉良太郎さん)の存在に、少し救われます。


そして、槙原(駿河太郎さん)が祥明を探す理由とは何?
駿河さん、このところ、良く見かけます。なんだか、スーパーサブみたいですね


ご近所の小さなトラブルを、ライトに、しかも、合理的に解決してしまっている祥明。
そんな彼を忌み嫌いながらも、いつの間にか巻きこまれてしまう人々。
その関係性が好きです。


祥明の、なんともいえないあのキャラクターの効果も大きいですが、1話完結がベースで、このドラマ独特の緩さがあるので、まったり楽しく観られそうです。
いつになるかわかりませんが、原作も読んでみたいです。