こんばんは
最終話まで観ました。
なんだか…ホッとしました。
良かったね、本当に良かったね、と、声をかけたくなりました。
最初、小春の物語だと思っていましたが、終わってみると、紗千、栞…そこに登場するすべての「女性」の物語でもありました。
その姿に、過去、現在、または、未来の自分を重ねたり、自分と並べてみたり、母親との関係性を振り返ったり…と、私はいろいろに思いを巡らせていました。結構忙しかったかも。
栞の思いに注目しながら8話からを観ましたが、なんというか…驚きました(陳腐な表現でごめんなさい)。
申し訳なさから家を出たのだと思いきや、面倒なことから逃げてきた、という印象の彼女。
健太郎の指摘通り、反省も後悔も、それまで、思うようにできていなかったのでしょう。
でも、健太郎の説得の言葉は、私の心にも響きました。
親が子を説得するとは、きっと、ああいうことを言うのだろう、と。
もっともそれは、栞の父親への絶大なる信頼があってこそ、ですが。
紗千の言葉も、インパクトがありました。
ちょっと厳しいかも、と思いましたが、あれくらいでないと、心は動かないのだろうな…。結果的に、人の命を奪ったのだから。
そして、栞との関係性が微妙なものになっていた紗千にとっては、ものすごく勇気のいることだったと思います。
あれは、二人にとって、何かの大きな壁を乗り越えた瞬間だったのだろう、と感じました。
両親の懸命の説得で、小春に謝罪し、ドナー検査を受けることになった栞。
栞と小春の、あの公園の場面も、印象に残ります。
信だったら、きっとこんなことを言うだろう…と想像しながら、交互に話す二人。
怒りとか、悔しさとか、悲しさとか、いろいろなものが頭に浮かんできたに違いないのに、そのダイアログは、穏やかに流れていきます。
そして、「もう、かなわないこと」だと悟りながらも、そんな「今」を受け入れようとするのです。
今思えば、ものすごく文学的な描写なので、受け手の私たちも、必死にその意味を読みとらなければならなかったという…
でも、謝罪の言葉を並べるよりも、効果的だったと思います。
あの会話から、栞の思いと、それを受け止める小春の気持ちが、より強く伝わってきました。
そういえば、栞がドナーと決まったときの見せ方も独特でした。
音声がオフに→受話器を落とす栞、泣き出す紗千、それをギュッと抱きしめる健太郎、そして、小春の姿…。
澤村先生が椅子から後ろ向きに落っこちてガッツポーズをするまでは、「えっ!?どっちなの!?」と、変にドキドキしていました(^_^;)
後の場面も含めて、「ドナーになったよ!」という直接的な描写はなし。
これも、一生懸命に想像しながら観ていました。
夏休みから、小春が退院するまでの日々を、望海の絵日記で振り返る&たどるのも、わかりやすくて良いな~、と思いました。
いつも大人目線で描かれていたので、望海の視点での出来事たち、というのは、新鮮で、観ていて楽しかったです。
脚本はもちろんですが、役者さんの力もあって、人々の生きざまや思いが強く伝わってくる、そしてそれに惹きつけられる、印象深いドラマとなりました。
決して楽に観られるものではなかったですが、人の心を描くドラマとしっかり向き合うときは、自分はいつもそんな感じだな…と考えると、ちょっとした達成感と充実感があります。
観て良かったな、と思いました。
最終話まで観ました。
なんだか…ホッとしました。
良かったね、本当に良かったね、と、声をかけたくなりました。
最初、小春の物語だと思っていましたが、終わってみると、紗千、栞…そこに登場するすべての「女性」の物語でもありました。
その姿に、過去、現在、または、未来の自分を重ねたり、自分と並べてみたり、母親との関係性を振り返ったり…と、私はいろいろに思いを巡らせていました。結構忙しかったかも。
栞の思いに注目しながら8話からを観ましたが、なんというか…驚きました(陳腐な表現でごめんなさい)。
申し訳なさから家を出たのだと思いきや、面倒なことから逃げてきた、という印象の彼女。
健太郎の指摘通り、反省も後悔も、それまで、思うようにできていなかったのでしょう。
でも、健太郎の説得の言葉は、私の心にも響きました。
親が子を説得するとは、きっと、ああいうことを言うのだろう、と。
もっともそれは、栞の父親への絶大なる信頼があってこそ、ですが。
紗千の言葉も、インパクトがありました。
ちょっと厳しいかも、と思いましたが、あれくらいでないと、心は動かないのだろうな…。結果的に、人の命を奪ったのだから。
そして、栞との関係性が微妙なものになっていた紗千にとっては、ものすごく勇気のいることだったと思います。
あれは、二人にとって、何かの大きな壁を乗り越えた瞬間だったのだろう、と感じました。
両親の懸命の説得で、小春に謝罪し、ドナー検査を受けることになった栞。
栞と小春の、あの公園の場面も、印象に残ります。
信だったら、きっとこんなことを言うだろう…と想像しながら、交互に話す二人。
怒りとか、悔しさとか、悲しさとか、いろいろなものが頭に浮かんできたに違いないのに、そのダイアログは、穏やかに流れていきます。
そして、「もう、かなわないこと」だと悟りながらも、そんな「今」を受け入れようとするのです。
今思えば、ものすごく文学的な描写なので、受け手の私たちも、必死にその意味を読みとらなければならなかったという…
でも、謝罪の言葉を並べるよりも、効果的だったと思います。
あの会話から、栞の思いと、それを受け止める小春の気持ちが、より強く伝わってきました。
そういえば、栞がドナーと決まったときの見せ方も独特でした。
音声がオフに→受話器を落とす栞、泣き出す紗千、それをギュッと抱きしめる健太郎、そして、小春の姿…。
澤村先生が椅子から後ろ向きに落っこちてガッツポーズをするまでは、「えっ!?どっちなの!?」と、変にドキドキしていました(^_^;)
後の場面も含めて、「ドナーになったよ!」という直接的な描写はなし。
これも、一生懸命に想像しながら観ていました。
夏休みから、小春が退院するまでの日々を、望海の絵日記で振り返る&たどるのも、わかりやすくて良いな~、と思いました。
いつも大人目線で描かれていたので、望海の視点での出来事たち、というのは、新鮮で、観ていて楽しかったです。
脚本はもちろんですが、役者さんの力もあって、人々の生きざまや思いが強く伝わってくる、そしてそれに惹きつけられる、印象深いドラマとなりました。
決して楽に観られるものではなかったですが、人の心を描くドラマとしっかり向き合うときは、自分はいつもそんな感じだな…と考えると、ちょっとした達成感と充実感があります。
観て良かったな、と思いました。