こんばんは


話題性もあり、視聴率も良く、さらに、「倍返しだ!」の台詞が流行っているとか…。
なんだかすごいことになっていますね…。


そんな「半沢直樹」も、6話より、東京編になりました。
まだ7話を観ていないので、今回は、6話までの感想になります。


半沢をはじめ、各キャラクターの描写がかなり濃くて、それが、ただでさえ重厚なストーリーを、さらに分厚くしているように思います。


そして、勧善懲悪で終わるのではなく、例えば、大阪編での支店長のラストのように、救いもあるのが、このドラマの良さ、というか、半沢のキャラクターの良さだと思います。


大阪編では、5億円の回収成るか?というのがテーマでしたが、半沢の機転の良さと、融資課のチームワークのすばらしさが印象的です。


観ていて、本当に爽快感があったし、やはり、信念を貫くことは大切だ、という思いを再確認できました。
もっとも、とても、半沢みたいな行動はできませんが。
後が怖いので…(勇気が足りない)。


「裏切るのか!?」と思わせての、「実は…」な展開を、私は全然予想できなかったので、半沢のすごさに、もう、感嘆符しか出ないですね。
部下の垣内はもちろん、東田の愛人・未樹の心をもつかんでしまう、その「人間力」は、ある意味、超人的ですらあります、というのは私見ですが…。


東田と支店長とのつながりのヒントが生まれたように、奥様会も、かなり重要な要素なのですね。
それは、支店長夫人の人柄の良さと、彼女と花との相性の良さも関係していましたし、会話の中から偶然生まれた話題なので、ものすごく幸運だったといえば、そうかもしれません。
しかし、そういう情報を引き寄せるのも、半沢の力量であるようにも思えます。


東京編のキャラクターも、これまた濃いというか、個性的ですね…。


6話では、半沢の同期である近藤が再び登場しましたが、融資を断られ続けるくだりでの、黒い液体が滴り落ちるイメージ映像と、その目の充血を観たとき、このまま壊れてしまうのでは…!?という恐怖が生まれました(近藤さん、死なないで!と、本当に思いました)。
が、ギリギリのところで半沢に再会したことで、担当者の弱みを握り、融資を勝ち取るまでになる展開には、胸が熱くなりました。


そして、そのエピソードが、後半の軸となるトラブルと関連づけられていたことに、構成の上手さを感じました。


ラストでの、近藤の生き生きとした表情を観て、私も、晴れやかな気持ちになりました。
目の充血もなく、出向先でも、自信を持って部下に接することができるようになったので、本当に良かったなと。
それと同時に、半沢のすごさをまたも見せつけられたな、と思うのでした。


社長をはじめ、協力者はいるものの、ホテルの件は、まだこれから、ひと波乱もふた波乱もありそうです。


7話では、土下座の場面もあったようですが(観ていないので詳細はわかりませんが)、半沢の本当の敵(ラスボス?)が大和田常務だということがわかった今は、120億円の回収に向けての手腕とともに、彼がどのようにして敵を追いつめていくかも、気になります。


最後まで、「半沢直樹の流儀」を、楽しみたいと思います。