こんばんは


今のところ、3話まで観ています。
もともと、「恋愛ものはいいかな…」と敬遠気味で、前に書いたように、窪田くん目当てで録画していたのですが、1話を観てみると、思っていたよりも話に入っていけました。


登場人物が皆悩んでいる、というか、何かを背負っていて、予想していたよりも落ち着いた感じがしました。
「夏だ!恋だ!」みたいな雰囲気を勝手に想像していたので…(そういうドラマも、昔はありましたね)、そのようなテイストは抑え気味なのが、私にとっては良かったです。


4話からは、少し変わっていっているようですが、序盤は、誰かが悩んでいるのに対して、声かけはしても、必要以上に踏みこむことはしないのが印象的でした。


基本的に、皆が優しいのだと思います。
勝地くん演じる矢井野のはしゃぐ姿が目立ちますが、彼も、朝日(山下くん)の積年の思いを知っているので、羽目を外すことはしないし。


朝日と香澄(長澤まさみさん)とが、とても良い雰囲気だったから、彼女の本当の思いがわからないことが、朝日にとって枷になっているし、彼を見守ってきた人々も、なんだか心苦しいのだと思います。


明らかに「賑やかし」のキャラクターもいますが、朝日を取り巻く関係がわりと丁寧に描かれているのには、好感が持てます。


余談ですが、1話で、はまぐりを焼く場面が出てきたときに、ちょっとテンションが上がりました
このドラマは、千葉県内でロケが行われているので…、「千葉(の海辺)」に「はまぐり」ときて、「俺の千葉」旅を思い出してしまいました(^_^;)


あと、朝日と矢井野が野球をやっていたのもありますが、ものの例えがいつも野球、というのも、おもしろいです。
何か話すときに野球に例えるのは、私にも、時々あるんですよね~(^_^;)


窪田くんは、ほかの人とは雰囲気の異なる、文学青年を演じているのですが、やっぱり、あの感じ、良いですね
波奈江への恋心を押し隠しながら、彼なりの距離感で会話すること、一見、海とは縁がなさそうにみえる彼の「海の家」を大切に思う気持ち…。
彼の存在が、このドラマのせつなさを陰で支えているような気がします。


現在は6話まで放送されており、どんな流れになってきたかは、予告などで少しだけつかんでいます。
ゆっくりですが、これから追いついていけたら、と思います。


過去に縛られず、納得のいく「今」を選んでほしい…
タイトルの「NUDE」には、心を裸にして、自分を取り巻くいろいろなものと向き合う…そんな思いがこめられているような気がします。


主人公たちの年代ではないので、ものすごくハマる、とはならないかもしれませんが、「ちょっと気になる」ドラマです。
登場人物の心の機微を描こうとするストーリーは、懐かしさも手伝い、心をそっとくすぐります。
…ん!?歳とったかな?