こんばんは


ちゃんと観たのは2話までですが、3話も、少しだけ観ています。


原作者の池井戸潤さんが元・銀行員ということもあり、ドラマでも、銀行独特の緊張感や人間関係がしっかりと描かれています。
だからか、ああ、銀行って、本当に大変な職場なのだ…と思ってしまいます。


さらに、半沢たち融資課が立ち向かう事態が重いので、決して軽い気持ちで観られるものではないのですが、毎回繰り出される、半沢の決め台詞の瞬間は、気持ち良いですね


半沢は、融資した会社に欺かれ、その5億円を、融資課として回収しなければならない事態になっています。
会社との心理戦ならまだ良いのですが、並行して、国税局とのつばぜり合いや、銀行内部での不穏な動きもあるので、観ていると、やや混乱しています。
でも今回は、もう一度観て整理することはせず(リピートするのにも力が要ります)、流れをつかむくらいにしています。


専門用語もたびたび出てきますが、それほど多くはないし、台詞などで解説されるので、ストレスなく観ることができています。


それよりも、半沢を取り巻く人々のキャラが濃い!
そして、顔と名前と肩書きと、半沢たち融資課との関係性を覚えられません、なかなか
それでも、支店長(および、支店長を支持する者)は融資課を目の敵にし、本社の常務は、半沢の力量と根性を買っている、というのはわかります。


役者さんでは、国税局査察部の統括官・黒崎を演じる、片岡愛之助さんの存在感がものすごいです。
オネエが入っている、ということもありますが、そのたたずまいや台詞回しに、初回の登場から、圧倒されています。


そのときは、不勉強なため、誰が演じているのかよくわかっていなかったので、「この人は、誰なんだかすごいインパクトがあるんだけど、誰」と思いながらも、イヤ~なやつだな、でもそれは、芝居が上手いということだな、と納得したりもしました。


及川光博さんの役どころは、半沢の同期という、かなりおいしいポジションですが、これがまた、嫌みなくはまっています。というか、かっこいい


あと、印象的なのは、融資課の若手・中西を演じる中島裕翔さん。
(私が)しばらく見ない間に、シュッとした大人になられて…(ぱっと見、わかりませんでした)。
顔立ちがそうなのかもしれませんが、言わなければジャニーズだとはわからないくらい、実直なキャラクターが似合っています。


なにげに、壇蜜さんが、かなり活躍されていますね。
ターゲットの愛人役ですが、思っていたより出番が多いです(1話のみのチョイ役だと思っていました)。


そして、堺さんの上手さは、言わずもがなです。
もう「半沢直樹」にしか見えない…(ような気がする。でも、秋には古美門になるのでした)。


物語の組み立て、キャラクター=役者の存在感、そして、印象的な言葉たち。


テレビ用に、多少デフォルメされているかもしれませんが、重厚感の中にも、半沢から放たれる躍動感があり、重くなりすぎずに存在しているのがおもしろいです。


目に見えないところでの銀行って、こんな感じなのかな?と考えたり、半沢みたいな上司がいたら、仕事が楽しいかも…と思ったりします。
自分なりにかみ砕いて、追いかけていきたいと思います。