年が明けてしまいましたが…書きます。


最終話は、リアルタイムで観ました。
時間帯のおかげか、録画で観た率が低く、週いちで小説を少しずつ読んでいるような感覚でした。


杏子先生目線で観るのが良いかな?と思いながらも、「高校入試」というテーマは、私にも経験あることなので、そちらに思いを馳せながら観ることが多かったです。


そんなふうに、こういう感覚は初めてだな、という事柄がたくさんあり、今までにない質感のドラマでした。


ミステリーなのに、ほとんど推理できず&伏線を発見するのも遅れがちな私でした。
流れを理解するのに必死で…(^_^;)
でも、リピートする時間もほぼなかったので、結果的に、流れをあまり整理できなかったです。


「今年の桜はいつ咲きますか?」という、入試と結びつきそうで結びつかない不思議な質問は、結末への重要な伏線でした。
が、なんだか変だな、と思いながらも、いち台詞としてとらえてしまって…。


それに、「犯人はM先生」という書きこみから、名前に「M」のつく先生のうち、怪しいのは誰?と、予想もしてみましたが、外れてしまいました。
見返したら、ちょっとしたアクションが伏線になっていたのがわかるはずですが。


こうなりゃ、一気にリピートするほかないかも。
って、時間作らなきゃいけないですね。


でも、良かったこともあります。


犯人は、首謀者とあと数名の協力者。
「犯行」の理由や動機はそれぞれですが、私が高校入試に対して思っていたことと重なる部分もありました。
自分が素直に感じたことも、伏線の一つだったとわかって、それはちょっとうれしかったです。


初回のときに、犯人や顛末が明らかになって終わり、ではないかも、と書きましたが、やはり、高校入試への様々な、自分だけではどうにもならない思いがそこにあふれていて、せつなくなりました。


主人公の目線でとらえた高校入試、という印象も、そのまま最後まで変わらなかったです。
時間を割いて描かれていた、出身高校へのこだわり(誇らしげな人、苦い記憶)は、特に地方では、ありがちなことではあります。
私自身は、それほどこだわらなかったので、杏子先生の疑問には、かなり共感できました。


余談ですが、小西先生は、最後までかっこよかった
事態をいちばん冷静に、客観的に見ていた姿が、印象的です。


もうすぐシナリオ本が発売になるので、気になっています。
新しい視点から物語を読みたい、という気持ちになります。


終わってから気がつきましたが、こんなに狭い範囲内で起こっていたのか…と。
事件として公に大きく取り上げられてはいないのに、すごくインパクトがあります。


結末を知った今、登場人物のその時々の思いを当てはめながら見返すのが楽しみです。