こんばんは


リアルタイムで、3話を観終わりました。


「高校入試」
と聞くと、つい、遥か昔の自分のときのことを思い出します。
そんな自分の思い出もオーバーラップしながらの視聴になっています。


高校入試の前日に突きつけられた「入試をぶっつぶす!」という「挑戦状」。
犯人はどこに?そしてその真意は?
という物語。


怪しい人が多い…というよりも、範囲が広すぎて、状況をつかみにくい!
在校生も受験生も、大人たちも、頭の中にはいろいろなことが渦巻いているだろうし。


高校入試のときのエピソードは、人生の中でもかなり印象深いものです。
楽しいことより、つらいことやせつないことのほうが多いかもしれません。
湊かなえさんは、そんな「自分にもなんとなく思い当たる」高校入試の記憶を、脚本の中に巧みに盛り込まれているような気がします。


登場人物がどんなことをしたか、というよりも、どんな気持ちでいたか、という、「動機」に近いものが見えてきます。
入試に対するものすごいプレッシャーとか、どこの高校を受けるか考えたときの葛藤とか。


だから、このドラマの終着点は、単に、謎が解けました、犯人はこんなふうに仕掛けていました、ではないような気がします。


なので、主人公を中心に回る、というよりも、主人公の目線で「とある高校入試」が描かれているように感じます。
長澤まさみさんの出方も、抑え気味で、周りと調和しているように見えます。


教師役すべてにそれぞれのドラマがある、という描き方なので、主人公を真ん中にすると、物語が多少ぼやけて見えますが、高校入試の一日というのは、たぶん、あんな感じなのかもしれません。


ただ、自分のときは、親が校舎までついてくることも、もちろん、ケータイも、掲示板もなかったなぁ。
そこはちょっと、未知の世界ですね…(理解に苦しむ)。
あ。入試そのものは難しかったっけ。


余談ですが、2話で会場設営をしていたときの春山(長澤さん)のジャージを観て、私も同じのを持っている!というか、リアルに着用していました(笑)。
なぜかうれしくなって、一人で喜んでいました(←おいっ)


まだ顔と役名が一致しない役者さんもありますが、少しずつ覚えていけたら。
それにしても、小西役の徳山秀典さん、かっこいい~、ステキ
こういう役がハマる役者さんだわ


伏線が多いので、リピートしないとなかなか理解できないのですが、先が気になるドラマです。
まさに「観るミステリー小説」。


時おりつっこみながらも、独特のあの世界に引き込まれています。