初回、オンタイムで観ました。
脚本を、「四つの嘘」「セカンドバージン」の大石静さんが書かれているということで、勝手に期待していまして。


しかし、正直、自分はこんな恋愛はしたくないし、できないだろう…と思っているので、このドラマに関しては、完全に、傍観者的な立場で観ています。


始まりの瞬間から、ああ、これ、きついわ…と。
恋い焦がれたのは、親とはぐっと歳の離れた叔父。
なぜ、そんな苦しみを伴ってでも、そこから離れていけないのか?


主人公・直子(榮倉奈々さん)の、その「理由」に、少しずつ近づいていけたら、と思っています。


直子の実家は、岡山県の牛窓というところ。
私も、数年前に立ち寄ったことがあります。


彼女が、オリーブの木がたくさんある小高い丘にたたずむ場面がありましたが、現地は本当に、あんな感じです。
とても穏やかな空気が流れているので、彼女のその純粋さにもうなずけます。


だからこそ、一度はまってしまった恋から抜け出せないのかな?


大学生活を観ていると(あの雰囲気、懐かしい~)、もう、則杉(溝端くん)にしとけばいいじゃん…と思ってしまいます。


雅人(ARATAさん)と彩(菅野さん)の関係性を眺めていると、直子が本当に、子どもっぽく映って、じたばたとあがいているような印象もあります。


彩が本当に「大人の女性」として描かれていて、「はぁ…かなわないわ…」と、私も感じます。
ダメダメな私は、なんだか共感しにくいな…。


かといって、どれくらい直子に共感できるかというと、まあ、田舎育ちのあの真っ直ぐさくらいかもしれないです


で、そのうち二人の間でグラグラする雅人にも、はっきり、しっかりしてよ!と言いたくなります。


そして、何回か登場した、あの赤い傘の場面。
雅人と直子に何かあったのかと思ってしまった…(直子が雅人に恋した、というくだりだけでした)。


なんだか、登場人物につっこんでばかりですが、そのくらい、「人の心の弱い部分」をクローズアップして描いているのだと感じます。


初回からして、直子があまりにもやられっぱなしなので、周りの皆様がしっかり支えてあげてほしいなあ、と。


私にとっては、誰かのキャラクターに強く共感する…というタイプのドラマではありませんが、恋愛小説を読む感覚で、いろいろ想像しながら鑑賞していこうと思っています。