最後まで観ました。
かなりシビアで重いお話でしたが、進んでいくうちに、共感…とまではいきませんが、なんかその気持ち、わかるな~、と思うようになりました。
そうはいっても、私は、妻でも母親でもなく、ただ、女性目線のみで観ましたが、それでも結構、ズシッときました。
クライマックスに近づくにつれて、数字は上がっていったので、じわじわと関心度が高まっていった、ということでしょうか。
5つの家族を描きながら、関係性を見せ、変化させていく構成。
バランスや時間の配分が難しかったと思いますが、ちょうど良いというか、これ以上見せるとつらすぎる、ギリギリのところで次に展開していました。
観る私たちに、その後を想像する余地を与え、かつ、必要以上の不安を与えないような工夫があった…と、自分では考えています。
全部を見せられるのは、本当にきついです。
このドラマは、特に。
実際、前半では、観ていてつらすぎて、音声を消してしまった場面もありました
でも、後半、彼女たちが本音を口にする場面が徐々に増えてきて、私も次第に、その生きざまにじっくり向き合えるようになってきました。
「中間報告」でちょこっと書いた、レイナさんが結城先生に励まされるくだりは、その後、思わぬ展開を生みましたが、
なんかね、ああいう感じで声をかけてもらうと、本当に、うれしいと思えます。
がんばりを見て、認めてくれる。
そういう存在を、どこかで求めているのだなあ、と。
少なくとも、私はそうです
ちょい昔の、車のCMを思い出します。
あの、アイロンがけとお別れの挨拶が交互に映るところは、好きな場面ですが、せつなかったなあ
侑子さんとちひろさんが、お互いの誤解やわだかまりを解き、許し合い、名前で呼び合う場面も、好きです。
最終回ではなかったのですが、個人的に、エンドマークの一つだと思います。
タイトルからのつながりもありますし(名前を「なくした」→「取り戻した」女神)。
ちひろさんといえば、後半の、英孝さんとの関係修復への物語は、お互いの過去の傷も含めて、とても印象的です。
前半でクローズアップされたちひろさんより、むしろ、英孝さんのほうが、大変な経験や思いをしていたのですね。
妻の苦悩を目の当たりにし、息子にかつての自分を見て、彼の中で、少しずつ、でも確かに、何かが変わっていく姿を観て、胸が熱く、そして、温かくなりました。
いろいろとねじれていくほかの家族とは違い、自分たちのペースで、着実に絆を取り戻した安野さん家。
ステキな家族だと思います。
爽くんは、本当にできた子どもだなあ、と思いました。
ちひろさんも、すごく柔らかくなったし。
だから、英孝さんが自宅を離れるときの涙の意味がよくわかったし、とても美しい涙だったので、私も、心を打たれました。
英孝さんを演じた高橋一生くんは、本当にかっこよくてステキな役者さんだなあという思いが、さらに強くなりました。
あと、真央さんが、最後でそれなりの報いを受けたことに、ちょっとホッとしたりもしました。
見栄を張る、背伸びするって、良いことないですね、やっぱり。
陸さん、この人も、できた人です。
羅羅ちゃんを、彼女のわかる言葉で説得して、ちゃんと謝らせたり、真央さんに、間違いを間違いだと、きっぱり言い放ったり。
空斗くんの存在の大きさとか、ほかにもいろいろ挙げたいですが、きりがないので、ここで終わります。
そのくらい、どの登場人物も、生身の人間として描かれていて、そこに惹きつけらせる時間が多くありました。
ちょっとした行き違いや勘違いで、人間関係は、いかようにも変わる。
その言葉は、侑子さんとちひろさんのやりとりにもありましたが、そんな、普遍的な、かつ、難解なテーマを、ママ友という、一見すると閉鎖的なフィルターを通して、私たちは、リアルに受け止めてきたように思います。
深い深い、人間ドラマでした。
あ。
あの続き…ですか?
想像すると、怖くて怖くて。
…すみません、制作は、もう少し間をおいてから、お願い申し上げます!
というのが、正直なところです
尾野さんには、朝ドラがありますしね。
とても長くなってしまいました
読んでくださって、ありがとうございましたm(_ _)m
かなりシビアで重いお話でしたが、進んでいくうちに、共感…とまではいきませんが、なんかその気持ち、わかるな~、と思うようになりました。
そうはいっても、私は、妻でも母親でもなく、ただ、女性目線のみで観ましたが、それでも結構、ズシッときました。
クライマックスに近づくにつれて、数字は上がっていったので、じわじわと関心度が高まっていった、ということでしょうか。
5つの家族を描きながら、関係性を見せ、変化させていく構成。
バランスや時間の配分が難しかったと思いますが、ちょうど良いというか、これ以上見せるとつらすぎる、ギリギリのところで次に展開していました。
観る私たちに、その後を想像する余地を与え、かつ、必要以上の不安を与えないような工夫があった…と、自分では考えています。
全部を見せられるのは、本当にきついです。
このドラマは、特に。
実際、前半では、観ていてつらすぎて、音声を消してしまった場面もありました
でも、後半、彼女たちが本音を口にする場面が徐々に増えてきて、私も次第に、その生きざまにじっくり向き合えるようになってきました。
「中間報告」でちょこっと書いた、レイナさんが結城先生に励まされるくだりは、その後、思わぬ展開を生みましたが、
なんかね、ああいう感じで声をかけてもらうと、本当に、うれしいと思えます。
がんばりを見て、認めてくれる。
そういう存在を、どこかで求めているのだなあ、と。
少なくとも、私はそうです
ちょい昔の、車のCMを思い出します。
あの、アイロンがけとお別れの挨拶が交互に映るところは、好きな場面ですが、せつなかったなあ
侑子さんとちひろさんが、お互いの誤解やわだかまりを解き、許し合い、名前で呼び合う場面も、好きです。
最終回ではなかったのですが、個人的に、エンドマークの一つだと思います。
タイトルからのつながりもありますし(名前を「なくした」→「取り戻した」女神)。
ちひろさんといえば、後半の、英孝さんとの関係修復への物語は、お互いの過去の傷も含めて、とても印象的です。
前半でクローズアップされたちひろさんより、むしろ、英孝さんのほうが、大変な経験や思いをしていたのですね。
妻の苦悩を目の当たりにし、息子にかつての自分を見て、彼の中で、少しずつ、でも確かに、何かが変わっていく姿を観て、胸が熱く、そして、温かくなりました。
いろいろとねじれていくほかの家族とは違い、自分たちのペースで、着実に絆を取り戻した安野さん家。
ステキな家族だと思います。
爽くんは、本当にできた子どもだなあ、と思いました。
ちひろさんも、すごく柔らかくなったし。
だから、英孝さんが自宅を離れるときの涙の意味がよくわかったし、とても美しい涙だったので、私も、心を打たれました。
英孝さんを演じた高橋一生くんは、本当にかっこよくてステキな役者さんだなあという思いが、さらに強くなりました。
あと、真央さんが、最後でそれなりの報いを受けたことに、ちょっとホッとしたりもしました。
見栄を張る、背伸びするって、良いことないですね、やっぱり。
陸さん、この人も、できた人です。
羅羅ちゃんを、彼女のわかる言葉で説得して、ちゃんと謝らせたり、真央さんに、間違いを間違いだと、きっぱり言い放ったり。
空斗くんの存在の大きさとか、ほかにもいろいろ挙げたいですが、きりがないので、ここで終わります。
そのくらい、どの登場人物も、生身の人間として描かれていて、そこに惹きつけらせる時間が多くありました。
ちょっとした行き違いや勘違いで、人間関係は、いかようにも変わる。
その言葉は、侑子さんとちひろさんのやりとりにもありましたが、そんな、普遍的な、かつ、難解なテーマを、ママ友という、一見すると閉鎖的なフィルターを通して、私たちは、リアルに受け止めてきたように思います。
深い深い、人間ドラマでした。
あ。
あの続き…ですか?
想像すると、怖くて怖くて。
…すみません、制作は、もう少し間をおいてから、お願い申し上げます!
というのが、正直なところです
尾野さんには、朝ドラがありますしね。
とても長くなってしまいました
読んでくださって、ありがとうございましたm(_ _)m