2話まで観ました。
放送時間が「JIN」の真裏ですが、真裏にしておくのがもったいないです。


いや~、泣けます。
良い話じゃないか
そして、薫と友樹の姉弟がかわいい!
二人とも、演技が本当に上手いんだ、これが。


マルモ(阿部サダヲさん)のちょっと気の弱そうなキャラにも、親近感がわいています。
犬がしゃべるのは、さすがにシュールですが(苦笑)。


そう、姉弟の存在感がしっかりあって、この二人を中心に物語が回っていくんだな、というのが、よくわかります。


しっかり者の薫と、甘えっこの友樹。
この、はっきりしたキャラ描写が好きです。
共感できるから(笑)。
もう~、弟ってなんで、こんなに、すぐ誰かに寄りかかろうとするんだよ!って。


1話で、家出した友樹を探すときに、天狗の遊具が怖くて公園に近寄れないであろう友樹のことを、薫はサラッと「ヘタレだから」と評します。
これには、ちょっと笑えてしまいました。
薫のキャラがよく見える場面だと思います。


そんなコミカルな部分もありますが、じぃっと観ていると、二人とも、健気に必死に生きていることが伝わってきます。
父親の葬儀のあと、離れ離れになる場面は、本当に悲しくて、泣きそうになりました。


そのとき、はっきり感じました。
芦田愛菜ちゃん(薫役)も鈴木福くん(友樹役)も、子役さんじゃなくて、ちっちゃい役者さんだなって。
これは、良いドラマになるかもしれない…と。


マルモ(←マモルと聞き間違えられた)は、野球部でキャッチャーだった、という設定。
姉弟とキャッチボールをしながら、かつてボールを受けていた、子どもたちの父親(葛山信吾さん)の当時の残像が浮かぶときの表情が、せつなかったです。


同窓会で、思い出のボールをもらったばかりだったんだよなあ…。
バッテリーの絆は強いだろうから。


阿部さんは実際に、キャッチャーをやっていたそうなので、設定は、そこからきているのかも。


あと、どうでもいいですが、マルモの大家さん(世良公則さん)のお店の、トイレ入口の暖簾が「ブルペン」って…。
どんだけ、野球大好きなのだろう(笑)?


というように、小ネタもありますが、笹倉家親子3人の絆にジーンときたり、マルモのほのぼのキャラにホッとしたり、姉弟のかわいらしさにキュンとなったりして、とにかく、楽しくて温かいお話です。


結構、内容は濃いです。
日曜9時は、こちらも見逃せないです