かなり遅ればせながら
書きます。
いろんな思いを巡らせながら観た最終話です。
私が観られる放送局では、めっちゃ遅い時間に始まって…。
当日は、朝から忙しくて、疲れていたから、観るのは無理かもしれないと思っていましたが、気力を振り絞って観ました、時間通りに。
来島会長が亡くなり、メインバーのバーテンダーになる意味を見失いかける溜くん。
何回もため息をついて…本当につらそう。
そんな流れのなかでも、美和さんがお店を訪れたときの、杉山さんと溜くんのやりとりが、ちょっと好きです。
(来島会長の席が空けてあっても)「大丈夫です」って、溜くん、かっこよすぎる~
でも、来島会長の思いは消えない、と、夢をかなえるためにがんばることを決意。
「力でお前を叩きつぶすまでだ」
という葛原の挑発に対し、
「つぶされるつもりはありません」
くぅ~(≧∇≦)
佐々倉溜、男前すぎるだろっ
このときの、自信に満ちたようなまなざしが、本当に格好良くて
なんだか、相葉さんじゃないみたいだった(良い意味でっ!)
「ラパン」を去ってしまうかもしれない溜くんに、杉山さんが、「寂しい…いや、これまで以上に忙しい」と言ってしまう場面も、良かったなあ。
杉山さんを見て、穏やかに笑う溜くんと、その後ろから、さらに穏やかに笑う三橋さん。
この関係性が、私は、とても好きです。
三橋さんの存在って、本当に大きいんですよね。
テーマは「ファーストゲストへの一杯」。
試作を繰り返した末、作ったのは、「アメリカン・ドリーム」。
作るのが難しいというこのカクテルを、いとも簡単に作ってしまう溜くん。
彼の良いところは、それを鼻にかけたりはしないこと。
こういう謙虚さって、やっぱり大事だな、と思います。
それでも、自分の方向性を模索していた溜くんへ、加瀬さんはヒントを出します。
大切なのは、「目の前の絶望している誰かを、心の底から救いたいと思うこと」。
それができなければダメだ、と。
そのとき私は、ああ、このことだったのか、と気づきました。
溜くんは、ベンチで涙を流す美和さんを観て、何か思うところがあったようですが、そういえば、前半でも、酔った美和さんが溜くんに支えられ、「もう、おじいちゃんからの電話はこない…」と涙する場面がありました。
美和さんの気持ち、わかる~(T_T)と思いながらも、ちょっとドキドキしちゃったのですが、あれも、クライマックスへの伏線の一つだったのですね。
加瀬さんに指名され、最終決定を任されたのは、美和さん。
粋な計らいと思いながらも、ちょっと意外な気もしました。
でも、あとで明らかになりますが、これには、ちゃんとした意図があったのですね。
ここで、へぇ~!と思ったのは、二人がシェーカーを振るときの腕の位置が違っていたことです。
腕を胸のあたりまで上げて振っていた葛原に対し、溜くんのは、それよりもやや下。
バーテンダーさんによって、スタイルが異なる、というのは、ここにも表れていますね。
葛原のカクテルには、カーディナルを世界に誇れるホテルにするのだ、という強い思いが。
オリジナルのカクテルですね!
溜くんは、しばらく考えた末、決めていたのとは違うカクテルを…。
おおっ。
「XYZ」というカクテルです。
そして、美和さんに語りだした、溜くんの言葉たち。
ここに全部載せたいくらい、心にグワッと刺さるフレーズが並んでいました。
本当の悲しみの前では、同情の言葉は無力だ。
でも、グラスは語る。
あなたの苦しみは知っている。
あなたの孤独はわかっている。
終わりは始まり。
あなたは独りではない。
またここから、前を向いて歩いていける。
そんな思いをこめたカクテル。
目の前にいる人を絶望から救い出そうという気持ちになって、心をこめて作ったカクテル。
目頭が熱くなり…ああ、私もこんな思いをしたなあ…と思い出していました。
リピートしたときは、ぼろぼろと泣いていました。
病気になった苦しみ。
肉親を失った悲しみ。
その深い絶望感の前では、誰の同情もむなしかった。
自分ですら、自分を癒やせなかった。
そんな気持ちになるのは、私だけではないと思うけど、そんなとき、グラスは、そっと思いを受けとめてくれるのかな?
もしそうなら、たとえ飲めなくても、グラスに身を委ねていけたらなあ。
美和さんは、決断しました。
カーディナルのことを考えたら、葛原のカクテルのほうが相応しい。
冷静に考えたら、そう、そうなんだ。
私はずっと、溜くんがカーディナルのメインバーに立つ画をどうしてもイメージできなくて、内心、負けるほうが彼らしく歩いていけるのでは、と思っていました。
ですが、語りだした溜くんを観ていたら、これはもしかすると…と、一瞬考えてしまっていました
そんなことはない、うん、ないよなっ。
「勝負には負けた。でも、美和さんの心を絶望から救ったのは、溜くんのカクテルだった…。それで良いよ。十分だ」
私は、思わず、そうつぶやいていました。
美和さんは、溜くんのカクテルに後押しされて、カーディナルのための決断ができた。
それって、とてもすばらしいことだと思います。
そして、そのカクテルこそが「神のグラス」。
ああ~、そういうことだったかぁ~
ずっと、世界一不幸だと思っていた。
でも、たくさんの人に出会って…。
今は、自信を持って言える。世界一幸せなバーテンダーだと。
美和さんにそう告げる溜くんの表情。
うれしさと希望に満ち、優しさと強さをたたえた笑みが、とても印象に残ります。
「Bar Eden Hall」
の文字。
「いらっしゃいませ」
人として、バーテンダーとして、ひと回り成長した溜くんのお店。
う~ん。
お客さんになりたい
なんつって(//▽//)
そしてそこが、訪れる人にとっての「楽園」になっていきますように。
遠くから、祈っています。
淡々としたラストでしたが、すごく良い着地点だったと思います。
終わっちゃいました。
うん。
良いドラマだったな。
全体の感想も書きたいですが、長いのが、さらに長くなりますね、確実に。
それは、また後日…。
8話で終わるのが、もったいないです。
本当に。
もっとずっと、溜くんを観ていたい、バーテンダーさんに癒やされたいな、と思い始めていたから。
原作も継続中だし、続きの話がいくらでも作れそうな気がします。
お店が一つ増えたことで、エピソードの幅も広がったと思うので。
でも…あっ、「マイガール」の続きも観たいんだけど…σ(^_^;)
ぜいたくかな?
ドラマを観て、癒やされただけじゃなく、溜くんの繰り出す人生の蘊蓄に、私はいつも、背中を押されていたような気がします。
「バーテンダー」に関わられたすべての方へ。
本当に、ありがとうございましたm(_ _)m
最後に…
まぁくん。
格好良くて、優しくて、ステキだったよ
ここまで読んでくださった方、長々とダラダラとした文章におつきあいいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
書きます。
いろんな思いを巡らせながら観た最終話です。
私が観られる放送局では、めっちゃ遅い時間に始まって…。
当日は、朝から忙しくて、疲れていたから、観るのは無理かもしれないと思っていましたが、気力を振り絞って観ました、時間通りに。
来島会長が亡くなり、メインバーのバーテンダーになる意味を見失いかける溜くん。
何回もため息をついて…本当につらそう。
そんな流れのなかでも、美和さんがお店を訪れたときの、杉山さんと溜くんのやりとりが、ちょっと好きです。
(来島会長の席が空けてあっても)「大丈夫です」って、溜くん、かっこよすぎる~
でも、来島会長の思いは消えない、と、夢をかなえるためにがんばることを決意。
「力でお前を叩きつぶすまでだ」
という葛原の挑発に対し、
「つぶされるつもりはありません」
くぅ~(≧∇≦)
佐々倉溜、男前すぎるだろっ
このときの、自信に満ちたようなまなざしが、本当に格好良くて
なんだか、相葉さんじゃないみたいだった(良い意味でっ!)
「ラパン」を去ってしまうかもしれない溜くんに、杉山さんが、「寂しい…いや、これまで以上に忙しい」と言ってしまう場面も、良かったなあ。
杉山さんを見て、穏やかに笑う溜くんと、その後ろから、さらに穏やかに笑う三橋さん。
この関係性が、私は、とても好きです。
三橋さんの存在って、本当に大きいんですよね。
テーマは「ファーストゲストへの一杯」。
試作を繰り返した末、作ったのは、「アメリカン・ドリーム」。
作るのが難しいというこのカクテルを、いとも簡単に作ってしまう溜くん。
彼の良いところは、それを鼻にかけたりはしないこと。
こういう謙虚さって、やっぱり大事だな、と思います。
それでも、自分の方向性を模索していた溜くんへ、加瀬さんはヒントを出します。
大切なのは、「目の前の絶望している誰かを、心の底から救いたいと思うこと」。
それができなければダメだ、と。
そのとき私は、ああ、このことだったのか、と気づきました。
溜くんは、ベンチで涙を流す美和さんを観て、何か思うところがあったようですが、そういえば、前半でも、酔った美和さんが溜くんに支えられ、「もう、おじいちゃんからの電話はこない…」と涙する場面がありました。
美和さんの気持ち、わかる~(T_T)と思いながらも、ちょっとドキドキしちゃったのですが、あれも、クライマックスへの伏線の一つだったのですね。
加瀬さんに指名され、最終決定を任されたのは、美和さん。
粋な計らいと思いながらも、ちょっと意外な気もしました。
でも、あとで明らかになりますが、これには、ちゃんとした意図があったのですね。
ここで、へぇ~!と思ったのは、二人がシェーカーを振るときの腕の位置が違っていたことです。
腕を胸のあたりまで上げて振っていた葛原に対し、溜くんのは、それよりもやや下。
バーテンダーさんによって、スタイルが異なる、というのは、ここにも表れていますね。
葛原のカクテルには、カーディナルを世界に誇れるホテルにするのだ、という強い思いが。
オリジナルのカクテルですね!
溜くんは、しばらく考えた末、決めていたのとは違うカクテルを…。
おおっ。
「XYZ」というカクテルです。
そして、美和さんに語りだした、溜くんの言葉たち。
ここに全部載せたいくらい、心にグワッと刺さるフレーズが並んでいました。
本当の悲しみの前では、同情の言葉は無力だ。
でも、グラスは語る。
あなたの苦しみは知っている。
あなたの孤独はわかっている。
終わりは始まり。
あなたは独りではない。
またここから、前を向いて歩いていける。
そんな思いをこめたカクテル。
目の前にいる人を絶望から救い出そうという気持ちになって、心をこめて作ったカクテル。
目頭が熱くなり…ああ、私もこんな思いをしたなあ…と思い出していました。
リピートしたときは、ぼろぼろと泣いていました。
病気になった苦しみ。
肉親を失った悲しみ。
その深い絶望感の前では、誰の同情もむなしかった。
自分ですら、自分を癒やせなかった。
そんな気持ちになるのは、私だけではないと思うけど、そんなとき、グラスは、そっと思いを受けとめてくれるのかな?
もしそうなら、たとえ飲めなくても、グラスに身を委ねていけたらなあ。
美和さんは、決断しました。
カーディナルのことを考えたら、葛原のカクテルのほうが相応しい。
冷静に考えたら、そう、そうなんだ。
私はずっと、溜くんがカーディナルのメインバーに立つ画をどうしてもイメージできなくて、内心、負けるほうが彼らしく歩いていけるのでは、と思っていました。
ですが、語りだした溜くんを観ていたら、これはもしかすると…と、一瞬考えてしまっていました
そんなことはない、うん、ないよなっ。
「勝負には負けた。でも、美和さんの心を絶望から救ったのは、溜くんのカクテルだった…。それで良いよ。十分だ」
私は、思わず、そうつぶやいていました。
美和さんは、溜くんのカクテルに後押しされて、カーディナルのための決断ができた。
それって、とてもすばらしいことだと思います。
そして、そのカクテルこそが「神のグラス」。
ああ~、そういうことだったかぁ~
ずっと、世界一不幸だと思っていた。
でも、たくさんの人に出会って…。
今は、自信を持って言える。世界一幸せなバーテンダーだと。
美和さんにそう告げる溜くんの表情。
うれしさと希望に満ち、優しさと強さをたたえた笑みが、とても印象に残ります。
「Bar Eden Hall」
の文字。
「いらっしゃいませ」
人として、バーテンダーとして、ひと回り成長した溜くんのお店。
う~ん。
お客さんになりたい
なんつって(//▽//)
そしてそこが、訪れる人にとっての「楽園」になっていきますように。
遠くから、祈っています。
淡々としたラストでしたが、すごく良い着地点だったと思います。
終わっちゃいました。
うん。
良いドラマだったな。
全体の感想も書きたいですが、長いのが、さらに長くなりますね、確実に。
それは、また後日…。
8話で終わるのが、もったいないです。
本当に。
もっとずっと、溜くんを観ていたい、バーテンダーさんに癒やされたいな、と思い始めていたから。
原作も継続中だし、続きの話がいくらでも作れそうな気がします。
お店が一つ増えたことで、エピソードの幅も広がったと思うので。
でも…あっ、「マイガール」の続きも観たいんだけど…σ(^_^;)
ぜいたくかな?
ドラマを観て、癒やされただけじゃなく、溜くんの繰り出す人生の蘊蓄に、私はいつも、背中を押されていたような気がします。
「バーテンダー」に関わられたすべての方へ。
本当に、ありがとうございましたm(_ _)m
最後に…
まぁくん。
格好良くて、優しくて、ステキだったよ
ここまで読んでくださった方、長々とダラダラとした文章におつきあいいただき、ありがとうございましたm(_ _)m