ここ何日かで、集中的に観ました。
やっぱりそうだったか~!という展開。
納得の流れです。
登場人物にとっては、とても過酷な状況なのだけど。


1話を観て予想したことや思ったことが、話数を重ねるごとに、だんだんと、答え合わせのように登場してくるので、重苦しいながらも、スッキリ感があります。


事件前日の、修二とひかりの行動がわかり、やっぱりそうだったか!と思いました。
なんだか、そんな感じがしていました、途中から。
ひかりはともかく、修二と家族、特に、兄との関係性は意外でした。


それから、ひかりの病状と、自らを「欠陥品」と呼ぶ、悲しいコンプレックスの理由も、明らかになりました。
こちらはちょっと、せつないです。


なので、ホッとしたというか、モヤモヤは取り除かれました。


修二は本当に、真面目すぎるキャラで、夏実がキレてしまうのもしかたないくらい。
なんだか、見た目とすごく合っているなあと思います。


ひかりは常に、孤独感をいっぱいに漂わせていますが、実は、芯の強い子なのかもしれない、とも思います。
2話~3話での、あの怒涛の攻めが、懐かしいです。


そして、そんな二人に翻弄されてしまう夏実は、普通の感覚を持ち合わせた人物。
「普通」と言えば、表現が平たくなってしまいますが、冷静かつ常識的に物事を考えられる人だと思います。


同級生の夏実と修二ですが、夏実がやや大人な感じがします。
だからこその、あの決断だろうし。


ひかりの持っていたアイテム:修二の部屋の鍵と、ケータイの写真。
どちらも、物事をややこしくしていまっていました。


鍵は、その日のうちにサッと返せば良かったし、写真も、利用するだけしたら消去すれば良かったのだけど。
でも、そんなことをさせないのがドラマで、そうしないと話が転がっていかないという…。


あのあたり、修二の受けたダメージがものすごかったから、そんな気持ちが、つい、浮かんでしまいました。


あと、生徒の言葉づかいも、ちょっと気になります(←真面目くさっている?)。
最近はあんな感じなのだ、と言われれば、それまでですが


後半は、夏実は、修二にある隠しごとをしながら生きていくことになります。
それが愛なのか、愛とは違うものなのかの答えは、いずれ見えてくるのでしょう。


初回報告で、「愛って、苦しいものなの?」と書きましたが、それに関しての夏実の気持ちが、5話の冒頭で、モノローグとして流れました。


本当に偶然のことで、びっくりしましたが、今の彼女にとってはそうなのだ、と思うと、今度は、夏実の気持ちになって、心が痛みます。


夏実だけではなく、すべての登場人物に向けて、
「早くでなくても、いつか、その痛みが消えていきますように。」
そう願わずにはいられない中盤です。