先日、ちょっとだけ報告しましたが、映画「GANTZ」を観ました。
途中の展開のみで、極力、ネタバレしないようにしていますが、ごらんになってからのほうが、楽しく読めるかもしれません。
なので、観てから読む!派の方は、スルーされても良いと思います。
●●●●●
原作を読んでいたわけではありません。
一昨年、にのと松山くんの主演で映画化されると知ったときも、その内容から、すぐには食指は動きませんでした。
それがなぜ、前売り券を買って観ようという気持ちになったのか?
それは…
「役者にの」への関心が、この1年でさらに高まったからです。
「最後の約束」に始まり、今作の撮影時のことを見聞きしたり、「フリ家」を観たり、「大奥」での評価を知ったりして(作品も観ました)、純粋に、その世界をもっと観たくなりました。
そして、作品が世に出るたびに、彼がじっくり考えながら発した言葉たちが、心にスッと入ってくるようになりました。
●●●●●
今回は、公開直前に、にのが「生きるということ」「実感すること」をキーワードにインタビューで話していたのを聴いて、観るときは、「生きるとは何か」を、自分なりのテーマにしようと決めました。
なので、すごく重かったです、すべてが。
この作品が本当に伝えたいのは、「人と人とのつながりのあり方」であり、それが、非現実的な設定やアクション、CGなどで包まれているのだ、というのが、実感としてあります。
戦いに召喚された人々が、星人に敗れ、2度目の死を迎えてしまう、または、生き残った者たちがそれを実感する場面は、何回登場しても慣れませんでした。
ただ、悲しくて悲しくて…
いっぱい泣きました。
でもそれらは、無機的にしか描かれなかったり、アクションやCGのハードさに息をのみ、引き込まれたりしていくうちに、過去の出来事として、自分の中でのウェイトが、だんだん小さくなっていく。
ひとりひとりの死に、いちいちかまっていられなくなる。
そういうのをリアルタイムに感じて、怖くてたまらなかったです。
こんなことも思い出します。
肉親の死に際し、どれだけ、自分だけ立ち止まって「ありがとう、さよなら」を言いたかったか。
でも、時間はそれを許さなかった。
ゆっくりとお別れをしたいと願えば願うほど、自分だけが世の中にほっぽらかされ、置いていかれるような感覚。
それは、今ここで語るより、何倍も怖い。
だから私たちは、大切な人との別れの時間も、駆け足で進むしかない。
これからも、ここで生きていくために。
ただ星人と戦う、それがメインのお話なのですが、意識することで、命の意味や生きることの意味を考えてしまう。
自分が想像していた以上に深い世界観が、そこにはありました。
もちろん、映像の迫力がすごすぎて、金縛りにあったみたいにはなりました
アクションはとってもかっこいいですが、「死」の場面は、ゲーム的であり、かなりグロテスクな描き方なので、そこはまさに「PG12」といえます。
それから、これも書いておきます。
ガンツスーツのすごさを実感した玄野(にの)の感情が変わっていくくだりには、思わず、ゾッとしました。
それに気づいた多恵(吉高由里子さん)の思いが、真っ直ぐで愛しいです。
岸本(夏菜さん)は、加藤(松山くん)に向かって、不安をつぶやきます。
それでも、戦いに向かう中で、生きることについての「ある思い」にたどり着く彼女。
生か死か、ギリギリのラインで生きる中で、命や生きる意味についてのエピソードは、そんなふうに、たくさん登場します。
私は、この作品のこういう部分が好きです。
全体的にトーンは暗めですが、楽しい場面もありました。
毎回の戦いのあと、ガンツ玉が各自の採点をするのですが、そのときの寸評に、ガンツ玉のセンスを感じました(笑)。
うっかり、笑ってしまいました
気になった役者さんは、ぶっちぎりで、夏菜さんですね。
どんな人なんだろう?どんな作品に出てきたのだろう?という興味が、今、ふつふつとわいています。
原作のこともほとんど知らず、情報は少なめだったので、わからないこともたくさんありました。
でも、中途半端に原作を知っているよりは、混乱しなくて良かったかもしれません。
思えば、ずっと、玄野目線で観ていまして。
「わけわかんないよ!」
という思いに始まり、今は、
「100点とって、生きて帰ろう!」
と、気持ち、盛り上がっています(笑)。
さらに、前編のラストは、玄野の知らない事実なので、今は、ますます謎が深まって、さらに、「わけわかんないよ」状態
後編は、映画オリジナルの展開だそうですが、続きが気になって、仕方ありません。
とはいえ、まだ時間がたくさんあるので、再度観て、いろいろなポイントを再確認したい気持ちにもなります。
原作を読んでも、先のことはわからないだろうし…。
だから今、はっきり言えるのは、考えずに、感じてみて!!ということです。
設定やストーリーが非日常的でも、メッセージは普遍的だと思うので。
●●●●●
予想はしていましたが、すごく長くなってしまいました
う~ん、心こめすぎかも
後編も、こんな感じになるのかなぁ?
予測不可能ですが。
それでも、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました
途中の展開のみで、極力、ネタバレしないようにしていますが、ごらんになってからのほうが、楽しく読めるかもしれません。
なので、観てから読む!派の方は、スルーされても良いと思います。
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原作を読んでいたわけではありません。
一昨年、にのと松山くんの主演で映画化されると知ったときも、その内容から、すぐには食指は動きませんでした。
それがなぜ、前売り券を買って観ようという気持ちになったのか?
それは…
「役者にの」への関心が、この1年でさらに高まったからです。
「最後の約束」に始まり、今作の撮影時のことを見聞きしたり、「フリ家」を観たり、「大奥」での評価を知ったりして(作品も観ました)、純粋に、その世界をもっと観たくなりました。
そして、作品が世に出るたびに、彼がじっくり考えながら発した言葉たちが、心にスッと入ってくるようになりました。
●●●●●
今回は、公開直前に、にのが「生きるということ」「実感すること」をキーワードにインタビューで話していたのを聴いて、観るときは、「生きるとは何か」を、自分なりのテーマにしようと決めました。
なので、すごく重かったです、すべてが。
この作品が本当に伝えたいのは、「人と人とのつながりのあり方」であり、それが、非現実的な設定やアクション、CGなどで包まれているのだ、というのが、実感としてあります。
戦いに召喚された人々が、星人に敗れ、2度目の死を迎えてしまう、または、生き残った者たちがそれを実感する場面は、何回登場しても慣れませんでした。
ただ、悲しくて悲しくて…
いっぱい泣きました。
でもそれらは、無機的にしか描かれなかったり、アクションやCGのハードさに息をのみ、引き込まれたりしていくうちに、過去の出来事として、自分の中でのウェイトが、だんだん小さくなっていく。
ひとりひとりの死に、いちいちかまっていられなくなる。
そういうのをリアルタイムに感じて、怖くてたまらなかったです。
こんなことも思い出します。
肉親の死に際し、どれだけ、自分だけ立ち止まって「ありがとう、さよなら」を言いたかったか。
でも、時間はそれを許さなかった。
ゆっくりとお別れをしたいと願えば願うほど、自分だけが世の中にほっぽらかされ、置いていかれるような感覚。
それは、今ここで語るより、何倍も怖い。
だから私たちは、大切な人との別れの時間も、駆け足で進むしかない。
これからも、ここで生きていくために。
ただ星人と戦う、それがメインのお話なのですが、意識することで、命の意味や生きることの意味を考えてしまう。
自分が想像していた以上に深い世界観が、そこにはありました。
もちろん、映像の迫力がすごすぎて、金縛りにあったみたいにはなりました
アクションはとってもかっこいいですが、「死」の場面は、ゲーム的であり、かなりグロテスクな描き方なので、そこはまさに「PG12」といえます。
それから、これも書いておきます。
ガンツスーツのすごさを実感した玄野(にの)の感情が変わっていくくだりには、思わず、ゾッとしました。
それに気づいた多恵(吉高由里子さん)の思いが、真っ直ぐで愛しいです。
岸本(夏菜さん)は、加藤(松山くん)に向かって、不安をつぶやきます。
それでも、戦いに向かう中で、生きることについての「ある思い」にたどり着く彼女。
生か死か、ギリギリのラインで生きる中で、命や生きる意味についてのエピソードは、そんなふうに、たくさん登場します。
私は、この作品のこういう部分が好きです。
全体的にトーンは暗めですが、楽しい場面もありました。
毎回の戦いのあと、ガンツ玉が各自の採点をするのですが、そのときの寸評に、ガンツ玉のセンスを感じました(笑)。
うっかり、笑ってしまいました
気になった役者さんは、ぶっちぎりで、夏菜さんですね。
どんな人なんだろう?どんな作品に出てきたのだろう?という興味が、今、ふつふつとわいています。
原作のこともほとんど知らず、情報は少なめだったので、わからないこともたくさんありました。
でも、中途半端に原作を知っているよりは、混乱しなくて良かったかもしれません。
思えば、ずっと、玄野目線で観ていまして。
「わけわかんないよ!」
という思いに始まり、今は、
「100点とって、生きて帰ろう!」
と、気持ち、盛り上がっています(笑)。
さらに、前編のラストは、玄野の知らない事実なので、今は、ますます謎が深まって、さらに、「わけわかんないよ」状態
後編は、映画オリジナルの展開だそうですが、続きが気になって、仕方ありません。
とはいえ、まだ時間がたくさんあるので、再度観て、いろいろなポイントを再確認したい気持ちにもなります。
原作を読んでも、先のことはわからないだろうし…。
だから今、はっきり言えるのは、考えずに、感じてみて!!ということです。
設定やストーリーが非日常的でも、メッセージは普遍的だと思うので。
●●●●●
予想はしていましたが、すごく長くなってしまいました
う~ん、心こめすぎかも
後編も、こんな感じになるのかなぁ?
予測不可能ですが。
それでも、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました