これは、初回をオンタイムで観ました…ということは、前にも書きました


結局、リピートできなかったので、3週間前の記憶をもとに書きます。





これ、個人的には絶対観たいドラマだよな!って、なんとなく直感しましたね。


もとの職業柄…というのもありますが、素材が、かなりリアルだなあと感じていました。
そして、きっと、身につまされる内容だなあ、とも思っていました。


そして、初回。
個人的な感覚では、予想以上に重かったです。
胸が苦しくなりました(わかってはいましたが)。


全国の現職の先生方、教職経験者の皆様が、「あるある~!あったあった~」と、口々に言いそうなエピソードが、ずらり、でした。


しかしこれは、今の学校教育に対して、ものすごく挑戦しているドラマだなあ、とも思いました。


例えば、全校集会で勝手に座る子どもたち…に出会ったことはありませんが、話の前に子どもたちを座らせる光景は、私には何の違和感もなく、当たり前に思っていました。


でも、思い出してみたら、私が中学生のときは、確か、立ったままだったなあ…。


いつ、変わってしまったのか?
それを考えることすら、忘れてしまっていたようです。
危ない危ない。


そういうとき、「本当につらい人だけ座りなさい」と、子どもたちの心理の先を行く桐原先生(西島秀俊さん)のような存在が、今の学校に、必ず一人はいてほしいなあ、と思いました。


子どもたちも、いろいろと知恵をしぼって行動するから、親しみやすさとか、優しさとか、研究熱心さとかだけでは、太刀打ちできない。


「この人には、絶対にかなわない!」と思える、強烈な個性と、説得力ある言葉を持つ人が理想であり、憧れでもあります。


江口洋介さん演じる成瀬校長には、先に挙げた桐原先生とは異なるカリスマ性を感じました。
豪快かつ超前向きな性格で、考えるより行動しろ!というタイプ。


彼は、九九が覚えられず、卑屈になる子どもに向き合い、ひたすら、ランニング作戦を続けます。
そんな行動に懐疑的な周囲に向けた言葉は、教育の理想にもつながっていると思います(が、現実には、しがらみがあって、なかなか実行できない)。


なんとなく、あきらめムードが漂う職員室や、ギスギスした雰囲気の教室は、向き合うにはしんどいですが、今のリアルな姿だと感じました。


私はどうしても、教師目線で観てしまうドラマですが、たくさんの方が、大人として何ができるのかを考えるきっかけになったらなあ、という気持ちがわきました。


そして、各登場人物の変化にも注目しながら観ていこうと思っています。