すごく遅くなってしまいましたが、ようやく、ここまでたどりつきました。
最後に、まとめをします。





ドラマ「フリーター、家を買う。」は、私にとって、本当に思い出深い作品になりました。


観る前から、登場人物の設定が、私自身と非常に近かったことで、きっと、自分にとって大きな作品になるだろう、という思いはありました。


しかし、予想を超えて、自分自身と重なる部分があまりに多く、毎回毎回が真剣勝負で、前のめりにドラマと向き合っていたように思います。


どこが良かったとか、ここがツボだったか、などは、ずっと書いてきたので、もう、事細かには書きません。


でも、これだけは書きたいです。
今までたくさんのドラマを観てきましたが、こんなに、私の人生とリンクするドラマはありませんでした。
そしてこの先、これを超えるものは出てこないだろう、という、確信めいたものもあります。


人生を、家族をやり直すことの意味。
仕事に向き合う気持ち。
仲間の存在。
親の大きさ、ありがたさ。


キャラクターを含めて、誠治の姿に、情けない自分の姿を重ね、誠治の選択に、自分の思いや願いを託した日々でした。


たくさんたくさん、自分と向き合えて良かったです、本当に。





そして、


このドラマの放送中に、(誠治より先に)リアルに、フリーターから抜け出した私。その選択。


誠治のように、人から信頼されて仕事を任せてもらうことへの、うれしさや、やりがい。
それを実感した、最近の日々。


仕事の仲間と、ふとしたときに笑いあえること。
がんばれる自分に気づいたこと。
その喜び。


うつ病などに関して、心療内科と、しばしの別れとなったこと。


誠一と誠治のやりとりから、今は亡き父を思い、たくさんの愛をもらっていたと実感したこと。


自分たちをかばい、思いやり、叱ってくれる、母の偉大さ。


そんな母を支えようと、がむしゃらに走り、なかなかうまくいかず、時に弟と衝突してしまう、頼りない自分。


それでも、いつしか、元の空気に戻り、ドラマのエピソードをきっかけに、家族の思い出話をしたこと。


こんなヘタレな私を、下手に元気づけることなく、温かく見守ってくれて、優しい言葉をかけ、励ましてくれる友人や知人への、感謝の気持ち。


そんなふうに、短い間に、私の中では劇的な変化があり、たくさんの思いが生まれました。
その時々に、いろいろな私がいました。


もう何回めかわかりませんが(笑)、人生やり直しの大きな一歩を踏み出せた実感があります。





なので、この間、家族をはじめ、私とつながってくださった方々、ドラマに関わられた方々に、ありがとうございますと言ってまわりたいくらいですが、なかなかそうもいきませんので、この場をお借りして、感謝の意を表したいと思います。


わが家族、
友人、
職場の皆様、
ブログでつながった皆様、
にのをはじめ、ドラマのキャストの皆様、
プロデューサーさん以下、スタッフの皆様、


本当に、本当に、ありがとうございましたm(_ _)m
生き続けることの意味がわかった気がします。


勢いではなく、自然な気持ちから、DVDも予約しました。
きっと、宝物になると思います。





ありがとう、君のことは忘れないよ。
何かあったら…
また、会いにいくよ。
じゃあね。