こんにちは、RUPISUです。

(2013年12月・2014年5月の大阪市会にて大阪市立野里幼稚園の廃園条例は2回否決され、民営化されることはなくなりました。安心して入園・通園してくださ

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大阪市立野里幼稚園民営化案にそもそも何故保護者や地域が反対しているのか?
そのひとつの理由を紹介したいと思います。

それは障がい児の受け入れ体制です。

大阪市立野里幼稚園には現在障がい児が17名現在就園しております。

障がいの種類や程度に関係なく健常児と分け隔てなく入園できる体制が
これまでの園の歴史の中で積み重ねられ既に整っているからです。

障がい者と健常者とを分け隔てなくする心からのバリアフリーは現代社会
では当然のあり方としていたるところにその仕組みが出来上がってきています。


しかし、残念なことに、人格形成に大切な時期、就学前教育の場である
幼稚園においてで私立幼稚園では受け入れしにくい状況にあります。

私の住む地域には公・私あわせ6園の幼稚園がありそれぞれの特色を持つ
区民に愛される幼稚園が存在し、保護者の希望、子どもにあった就学前教育を
選ぶことのできるようになっています。

障がい児のお子さんは残念ながら私立幼稚園では門前払い状態。
また、私立に入園してみたものの子どもが馴染めず登園できず、どのような
子どもでも通える野里幼稚園に転園希望者も多数。問い合わせが絶えません。


公立幼稚園も私立幼稚園も同じに見えてまったく違うところがあるということです。

野里幼稚園では昔から保護者と子どもが協力して竹馬などいろいろなものを作り
ます。 今年も竹馬作りをみんなで行いました。

ネジでしめてできあがる仕組みの簡単な竹馬ですが、であればこそ誰もが
組み立てることができ、保守も簡単ということで優れております。

今年は作った時期がよく、秋の運動会で竹馬に乗る演技を披露することになりました。
健常児・障がい児の分け隔てなく、全員が参加し成長を保護者・地域・職員・・園児全員で喜び合うのです。

先日、預かり保育の時間、17時までなのですが、一所懸命竹馬を練習する
園児がたくさんいました。 

その中で、障がいをもつaちゃんも頑張っています。 お母さんもお迎えに来て
いるところ。 これまで上手く乗れなかったのに、本人の努力と先生の熱心で
的確な指導もあって上手に竹馬で歩けるようになりました。 
お母さんもその姿に感動。
ほんとうに野里幼稚園に入園してよかったと。。

野里幼稚園は決して何があろうと放置はしません。
当然のことです。

このこと一つをとっても、公立幼稚園の民営化は時期尚早。

民営化といえば、まず公立幼稚園を廃園すること。

そして、民間・・・私立幼稚園経営者に買ってもらうこと

今の私立幼稚園でできていないことを、野里幼稚園民営化しても
子ども青少年局や区長は、「出来ます」「します」の一点張り。


少なくとも既存の私立幼稚園で障がい児の受け入れが完全に
できるようになってからでなければ筋が通らないじゃないですか? 

職員雇用・給与の問題、ノーハウの問題、補助の問題、経営という問題・・
これらが幼稚園関係者協議会でほとんど納得のいく説明や実績もなく
どう信頼して進めたいと思うのでしょうか?


ただ、公立幼稚園を私立幼稚園にするだけで出来る訳もなく、新たに
カリキュラムなどを作って対応するとありますが実績が無く机上の空論

まず実績を既存の私立幼稚園で作ってください。
民営化すれば経営体型も同等ですから実証できるはずです。
そこからです。 当然の筋です。

新たな仕組みをつくりながら新たな幼稚園を創りだす。。

「ながら」・・・これもダメです。 子どもは製品じゃありません
ながらの突貫工事でつくれるものでもありませんよね。
失敗は許されない、失敗したから放置はできない。
失敗や放置があるとするなら、それこそ公平・平等ではないですよね。

私立幼稚園も特色ある素晴らしい保育を行える環境にありながら、障がい
児の受け入れができにくいという歯がゆさがあると聞きます。
それも不公平・不平等。

先日の堺市長選挙での大阪都構想の流れを見ても同じことが見えてきます。
維新の会は改革を掲げているので、机上の空論になるのは仕方なし。
なればこそ、民を納得させる努力がもっと必要という結論。
無理やり仕組みを変えようとしていますが、そのやり方に地域も納得していません。

スジが通らないからです。

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野里幼稚園の花『なでしこ』が元気に今年も咲いています。
 
10月12日の運動会がとても楽しみです。
 
aちゃん、園児のみんな頑張れ!!