遠足前夜の気分♪ | くさはらの日々

くさはらの日々

日々の瑣事のひとつひとつに新鮮な気持ちでむきあいたい....と思いつつ、くさはらの中で迷子になったような気分からの脱却。心と体と暮らしの変化を見つめていたら、いろんなことが少しずつ整いはじめた。思考の整理をお手伝いするibマッピングカウンセラー、やってます。

「なんか遠足の前の日の夜って気分なんだよね~♪」

と言ったのは、中三の娘。
入試本番前日の晩のこと。

それを聞いて私は、
娘の受験は成功だった~♪と思えたのでした。
試験を受ける前のことですから、
もちろん結果はわかるはずもない。
不安がないわけではないでしょう。
力がちゃんと発揮できるかどうかもわからない。
でも、合格不合格は二の次で、
そのセリフを聞けただけで、
母親の私にとってはもうOK!と思えたのです。
(娘にとってはどうだか知らんけど)

試験当日の朝、
お弁当と水筒を手渡し、
「思いっきり楽しんでおいで~」と
ほんとに遠足に行く子を見送るような気分で送り出したあと、
なんだか、さわやかなやり切った感、
というか、開放感、のような感覚を覚えました。

この1年あまり、
本人がどうしたいのか、何を考えてるのかよくわからなくて、
歯がゆくもあったし、じれったくもあったし、
イライラもしたし、やきもきもしたけれど。

そういう感情は、
娘が問題なのではなく、
私の心の奥の方から出てくるものだなという自覚はあって、
自分自身と向き合わざるを得なくなって、
ちょっとしんどくもあったけれど。

口や手や目や心を、
出したりかけたりしなくていい時に
出したりかけたりしちゃったり、
出したりかけたりするべき時に
出さなかったりかけなかったりしたかもしれないけど。


そういうものも、
ぜーんぶひっくるめて、楽しんだ。味わった。
そんな気分です。
親になれたからこその、役得です。


我が家の周辺ではきのうあたりから、
沈丁花の香りが感じられ始めました。
生け垣に近づくと、つぼみがいくつかほころんでる。
この香りを嗅ぐと浮かんでくるのは、
「卒業式」のイメージです。
もうそんな季節なのですね。

今の私の気分は、
「あ~あ、遠足終わっちゃったな。おもしろかったな。」
そんな感じ。

次の行き先はまだわからないけど、
新しい春、楽しみです。
私の行き先は、どこにしよっかな~。