東京~九州 自転車旅行記5  四日目編 『恐怖!未舗装国道25号 地獄の市街地 最高気温38度』 | ルPart  ガチヲタペダル!

東京~九州 自転車旅行記5  四日目編 『恐怖!未舗装国道25号 地獄の市街地 最高気温38度』

四日目、名古屋~大阪までの約170キロ
ここから先の区間は未走行地帯 さらに、この旅初の150キロ越え
ネットとかで調べた情報を整理したが、この名古屋大阪間はけっこう曲者だった
国道1号を使用すると、確実ではあるらしいが、大津、京都を経由して距離が伸びる 190キロほど
国道25号の本道は完全バイパスで、ほぼ高速道路に近いから状態で走行不可 
バイパスに沿った、各県が管理してる国道25号の側道〔これも国道25号扱いらしい〕は路面状態が微妙らしい
距離を取るか、安全性を取るか、 1号、25号以外のルートを使用するにしても、複雑になりがちらしい


とりあえず、25号と1号が分かれる地点、三重の亀山のあたりまでは1号を使用してみることに

あとはその場の判断で決めればいい と決断
まずはF〔フェイトクッション〕ディルPart  ガチヲタペダル! フェンサーをリュックから外して身軽になってから名古屋の市街地を走行して、R1へと向かう

このリュックで九州まで行くことも一時考えましたが

警察の職務質問やホテルに泊まれなくなるという可能性すらある

危険すぎるのでやめておきました。

まぁ、既に人としては手遅れかもしれませんが











名古屋の市街地もやはり走りやすかった 大き目の道路は片側で3車線ぐらいあって広いのだ
さらに、通勤途中と思われるデローザ〔ロードバイクのメーカー、実にお高い〕に乗ったおっちゃんに話しかけられて、信号待ちしながら雑談 「暑いから気をつけてがんばれよ」と言われた。 ふむ、名古屋いい町だな
その後、木曽川、揖斐川、長良川と中学受験の時に出てきた木曽三川と輪中地帯を通過
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この3つの川は河口付近ってのを加味しても水量が多いと感じた。
こんな地域によく住もうと考えたもんだ、だからこその工夫がしてあるんだろうが(四谷大塚のテキストで昔勉強した記憶がある)
で、1号を進み、鈴鹿峠の手前、1号と25号の分岐点に到着した。

峠を含む190キロになるのはきついと判断した俺は、距離を重視して国道25号(自転車が走行可能な側道)のルートを選択
ルPart  ガチヲタペダル! 前原「国道25号などいかがかな?」







俺「いいだろう、俺がロングライドの王子べジータだ!!」
こうして国道25の過酷な道のりが始まる

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入っていきなりこれである

川に沿って狭い道路、うねった登りが続く 

※繰り返すが、これは県道ではない、2桁国道である

ルPart  ガチヲタペダル! 「嘘です!側道の25号が自転車で通行できるなんで全て嘘です! あそこにあるのは砂利道なんです!」






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「なにぃ!? 前原、だましやがったな!!」
※別に前原国土交通大臣は国道25号の路面状態に対してなんの責任もありません

あの人次は外務大臣か、どうなることやら、あの内閣……


  
登りやらカーブやらはどうにでもなるが、砂利道しかない未舗装区間が500メートルほど存在する。
この区間が地獄だった、ロードバイクだとそんな道走れないから、やむなく押して歩くことに

その未舗装区間と、多少の登りを過ぎると、忍者で有名な伊賀市に入る

このあたりからきちんと舗装された長い直線や下り、そして市街地が待っている。
ここでマグナムセイバーばりに直線を満喫 途中のビッグボーイで昼食をとり、さらに三重県を進む。


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ルPart  ガチヲタペダル!
フン、認めてやろう、大した国道だ

これほどの整備とは、大した道路だ……

こいつ、やはり国道……

と、伊賀市なんで、忍者風に道を評価してみる

俺の中での国道25号の評価も上昇した、かに見えた
が、伊賀市を通過したあとはまたアップダウンが続き、ロクな歩道のないトンネルも出てくる。
そのロクでもないトンネルの歩道(ゴミやらなにやらが多すぎてろくに整備されてない)でトラブル発生
パンクである、なにか踏んだのか……
まぁパンク修理とチューブ交換は慣れてきたからいいが トンネルの歩道のゴミなんとかならんもんかねぇ……

ルPart  ガチヲタペダル!

このあたりから国道25号から国道163号へと道の名前が変わる。

川沿いを下る部分の20キロほどは快適な道、景色もいいし歌でも口ずさみたくなります     

              ,x≦二二ユVに二≧x、
               /二二ユ_____ に二\
             /‐;  ,,≦二. ̄「;厂,二≧、 r‐',
           ////,x==ミ、     ,x==ミ、ヽ\}
              { ハ{ 〃(|||)        (|||) }!|ハ/
           V:||   、__ノ     、__ノ |/
              {::||      ̄          ̄  !
              /`||           ^ ^       |ヽ    
          | { ||     ,. ┬┬┬ 、    ' }    
              ヽ从   /´ ̄ ̄ ̄ ̄`\ //
            -=彡::::::\ \≦二二二≧//´
          -=彡イ:}  \ ry、     /
                 / / }     
                _/ノ../、   __
                / r;ァ  }''i" ̄.     ̄"'ヽ.
               {k_ _/,,.'  ;.  :.      l
                  \ `  、  ,i.    .:, :, '
                    ,;ゝr;,;_二∠r;,_ェ=-ー'"
うーさーぎ、美味し! かーのやっまー!!

補給のために寄ったコンビニで、ちょうどチャンピオンの最新号を立ち読みしてたら、御堂筋君が『故郷』って歌を歌っていた、以前『とおりゃんせ』も歌ってたし、違和感がバリバリです

歌詞が間違ってる気がしますが、彼の場合これが正解です


で、快適に走っていましたが、奈良、京都を通るあたりから状況が一変
山の合間を抜けるアップダウンがまーた続く 既に150キロ近くを走った体にアップダウン 
さらに、1車線しかない道路で歩道が存在しない、しかし後ろからトラックの連続

心も体も休まる暇がない道だった……

ルPart  ガチヲタペダル! そこをなんとか通過して、最後の下りでこのように大阪の町が見える
これで終わりだ、と俺も思った

だが真の地獄はこれからだった!!
大阪の市街地をある程度走行してホテルに向かったわけだが
車は路駐をよけるために手信号を出しても待ってくれない
歩行者は信号無視があたりまえ
自転車は逆車線走行多数 無灯火の割合は7割ほど


なに、俺避けゲーでもやってるの!?


ブレーキレバーから手を一瞬たりともはなせない それが大阪、そういうことか!!
今までいくつかの都市、市街地を走りましたが、一番走りにくかった。それどころか身の危険を感じた。
で、合計171キロの走行で何とかホテルに到着したものの、ホテルに自転車を停めるスペースがないため輪行をすることに。 ※輪行ってのは自転車を分解して、袋に詰める作業、慣れると5分から10分ぐらいでできる


長旅のあとの輪行はけっこうこたえます……

なんとか自転車の袋を担いで部屋についた後シャワーを浴びて、夕飯にうどんを食って、ビールを飲んで死んだように爆睡。


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左画像    近くのうどん屋で食ったうどん  これは文句なしに旨かった  大阪唯一の思い出である……

右画像    1個だけ持ってきた一番くじのF賞 350ミリが入りきる容量でけっこうでかい  でかいコップは実用性があります  まぁ 家での使用にはリスクが伴いますが……

おそらく単独で考えるこの4日目が一番過酷だった
舗装が不十分な国道(酷道)25号 163号のアップダウンとトラック 心休まらない大阪の市街地

日中の最高気温は38度

しかも気温って、百葉箱の中の温度なんだよね  風通しのいい日陰の温度

日光が当たるところは38度ってレベルじゃねぇ  とんだ詐欺だぜ……