
ほぼ2年前、
コロナ禍が終焉近しの頃、
いてもたってもいられず
台湾へ向かった。
向かった先は台南。
四半世紀ちょっと前、
往復の航空券だけ持って
降り立った桃園空港、
確か中山空港と呼ばれていたような。
取りあえず、イミグレを出たあと、
どこへ行こうかと思案。
バス乗り場で
たまたま台中行きのバスを見かけ、
そのまま南下、
気がついたら台南站にいた、w。
その時、すでにこの店があったか無かったか。
四半世紀前を思い出して
まだ夜の賑わいが戻っていない
台湾の路地を歩いてみた。

もう暗くなった路地、
海安路と友愛街が交差するあたり。
あの店は健在だった。
『赤嵌棺材板』というのだが
それにしても棺おけ板とは。

さて、あの時と同じように
正老牌棺材板を食べる。
この料理、厚切り食パンを
きれいに焼いて中身くり抜き
そこにクリームシチューを流し込んだ
どちらかというと台湾というより
香港っぽいのだが
1995年版だかの地球の歩き方にも出ている、
台南オンリーの作品である。

お洒落なシチューとはほど遠い
なんとも言えない台南菜なのだが
少しチープくさいこれを
台南の若者に混じって
フォークとナイフで食べると
あぁ、台南だなと。
私の台南は
この棺おけシチューパンと
再發號(再発号)のちまきから始まる、
ということなのかも。

それにしても、シチューパンに
ハマグリスープとは、笑。

私としては
かつて集集という田舎町で飲んだ
ハマグリスープが最強なのだが
やはり見かけたら飲みたくなるのが人情。
本日、これまで。

