いつも

お立ち寄り下さり

ありがとうございます。



地元の

大通りに面した

とある場所にある

店舗の空き物件。



私は密かに

この場所を

催眠商法の館と呼んでいます。

入口には下駄箱が設置され、

店内には

パイプ椅子が並んでいます。

50人くらいは入れそうな広さです。


決まった時間帯だけ

人を集めて店を開け、

2〜3ヶ月の営業後は閉店。


ある時は

朝 10時の開店なのに

8時半頃には

既に多数の高齢者が詰め掛けている様を

見た事があります。


一種の社交場と化しているのでしょう。

スタッフも心得ているようで

しばらくは大盛況ですが

急に閉店。



そして

違う業者が

また短期間の営業をする。

という繰り返し。






この場所に

ゴールデンウィークが終わった頃、

また新たな店が

オープンしていましたキョロキョロ





健康食品や

健康器具等の

自社商品の数々を販売する

体験型実演販売の店なのだとか。



店舗の装飾は、

紙のポスター等

安上がりで

簡単に撤収出来るような物や

使い回わせる「のぼり旗」のみ。


新聞の折り込みチラシで告知をして

目玉商品も用意して

激安価格の100で販売。


めちゃくちゃ

怪しいですね〜



典型的な

催眠商法の手口です。


ポスターには

40分間程、店の紹介を話した後に

セール品の販売会が始まる流れだと

記載されています。


来場者に

先着でエコバッグが

貰える特典も有りチョキ




丁度、オープンの初日、

夕方の時間帯に

店舗の前を通り掛かったところ


高齢者が

吸い込まれるように

続々と入店している様子を

目撃しましたびっくり







最近、

催眠商法に関する

上記の2冊の本を読んでみました。


著者は

催眠商法が行われていた会社で

勤務経験があったという方。


催眠商法に対する注意喚起が目的の著書だと言いながら、


筆者は、成功体験を得た仕事と認識していて

確実に、お年寄りの心を掴み、喜ばれていたのだと

自分を正当化している事に違和感と矛盾も感じました。




これらの書籍には

様々な手口が詳細に記載されているので

参考にはなります。



高齢者にとっては

孫くらいの年齢の社員が

自分の話をじっくり聞いて

話し相手になってくれて

自分の身体の事を、家族よりも?親身になって心配してくれて……


段々、社員に対して情が湧き

孫のように可愛く感じるようなり

社員を応援したい気持ちから

高額商品を次々と買う(買わせる)のだと

書かれていました。



全ては

自社商品を売る為にしている事なんですが



お金があって

ヒマを持て余し

健康不安を抱えている高齢者は

コロッと騙されて

心を掴まれてしまうんでしょうか?


高額商品を買わされても

良い物だと信じ切っている為、

騙されたと気付きにくい。



未だに

こういった営業が

身近な場所で行われているのが驚きです。