いつも

お立ち寄り下さり

ありがとうございます。



先日、

よく行くショッピングモール内の呉服店で

職人さんが

下駄や草履の調整をしてくれるイベントを開催していました。




私は

帯締めを丸2日間で作るワークショップ(有料)に

参加してから

着物に目覚め、


そのワークショップの講師だった

組紐の伝統工芸士の元に通って

帯締めを作り始め


着物が着られなかったので

その後、

有名な芸能人を起用したCM

(最近は見掛けなくなりましたが)で

参加費無料を謳った

某着付け教室に通い


京都にある大学で

染織を学ぼうかと一時期 思い悩みましたが

シングルマザーで

娘を一人で育てている身には

あまりにも非現実的で断念し💦💦



都内に行って

半衿を

手描き友禅で染付をするワークショップに参加する程度でとどめ💦


数年後に

たまたま観た

埼玉県内のギャラリーの着物の作品展で


あの時の半衿のワークショップの講師の師匠にあたる

東京手描き友禅の伝統工芸士の方と知り合い

(全然違う場所に行って、こんな偶然ある?とビックリでした)

工房に通って

手描き友禅の技法を学ぶ機会を得る事が出来、

(名古屋帯が一番の大作)


師匠から

学んだ事を活かして

お世話になった方々へ

袱紗を作ってお贈りしました。

↓↓↓




着物を着て

一人で寄席に行ったり、



🇺🇸アメリカの

スヌーピーの美術館や

スヌーピーゆかりの地を着物で巡るという旅行を計画し

2008年に

娘と出掛けて夢を叶えたり

(今だったら、着物姿のアジア人が街をウロウロしていたら、

hate crime=憎悪犯罪で襲われていたかも……ショボーン)



こんな感じで

以前は

かなり、相当、着物にハマっていましたが



2016年の

この時に着用したのが

多分、直近で最後。

↓↓↓






着物は、

長らく着ていませんが


着物絡みで

足に合わなくて履いていない下駄の事が

ずっ〜〜と気になっていました。



今まで履いていた下駄の中の1足が傷んで来たので

気に入って何度も来店していた履物店で

新しく台を選び

鼻緒も選んで

下駄をすげて貰いました。


ところが

家に帰って確認したところ

今まで履いていた下駄よりも

1〜1.5cm程 台が小さくて

実際に履いてみると

台から はみ出した踵が

着地する度に当たって痛くて痛くて歩けない。


後日、

件の履物店に行ったところ

もう使用済みなので

返品は受け付けられないと言われ、


まぁ、それはそうなんですが、

何か履きやすくなる対策は?と

思って行ったのに

冷たくあしらわれてしまい


その下駄は

ずっとお蔵入りだったのです。



職人さん、

何とかして〜〜!!!


翌日、

下駄を持参して

もう一度呉服店へ。



こちらは

からすと呼ばれている

竹の皮に焼きを入れた台の下駄。



職人さんに見て頂いたところ


●前つぼ(鼻緒を取り付ける部分)の位置は変えられない

●前つぼは、充分 緩めにすげてある

調整のしようがないので

履き方を工夫するしかない。

●鼻緒にグイグイ指を入れて、前のめりで履く。

本来は、正しい履き方ではないけれど

台の長さが無いので仕方がない。


●そして、足袋を履かずに素足で履く。

ただし、足袋を履いている時より

下駄の痛みが早くなる。



もう

どうしようもないのなら

着物を着て下駄を履く事に拘らず


ベランダで

植物の手入れや水やりをする時とか


ゴミ出しをする程度の距離を歩く時とか

日常的に

無理やり履こう!!!💦💦

と決めました。


室内でスリッパ代わりに履きたいところですが

階下に足音が響きそうなので却下。


幸い私は

家に居る時は

一年中、裸足で生活しているので、

下駄の生活は取り入れ易いのです。



鼻緒の調整等の作業が無かったので

無料でした。







さて〜

これですんなり帰してくれる訳が無いのが呉服店。


もちろん、

重々承知して

心して店に伺っていますキョロキョロ




顧客名簿を作成する為に

個人情報を用紙に記入。


新規の会員登録の特典として

何と今なら

和風のトートバッグor

仕立て済み浴衣を

無料!!!でプレゼントしますよ〜

ですってびっくり


タダより高い物は無いですから、怖いですね〜💦💦

※プレゼント品は後日の受け渡し。




店内には

つづれ織の職人さんも来ていて

いかに手間が掛かるかを説明しながら

実演を見せて下さり


実際に

身体にあててみましょう!!!という流れになり


反物と帯を選び

帯締め、帯揚げを選んで

簡単な着装。



そして

頃合いを見て

店長さんの登場!!!


ちょっと見積もりしてみましょう!!!と

電卓を叩きながら

職人さんと店長さんとの

小芝居が始まりましたキョロキョロ


●着物が〇〇万円

プラス仕立て代


●帯が〇〇万円

プラス仕立て代


●帯締め、帯揚げ


合計で

100万円を

ちょっと超える金額が提示されました!!!


うわぁ〜

成人式の予算や〜んびっくり




その後、

今日は

職人さんが来て下さっていて特別だから……と


大幅な値引き大会!!!


●着物と帯の仕立て代は

こちらで負担します。


●帯の反物の代金も

こちらで負担します。


●帯締め、帯揚げは

店からのプレゼント!!!


掛かる費用は

着物の反物代だけ!!!


分割払いにすれば

(4年掛けて)

月々 約1万円!!!

どうですか?

一揃えセットで、お得でしょ?

この金額なら無理なく払えるのでは?




呉服店は

価格面が不明瞭な点が本当に大嫌いですプンプン


商品が本当に良い物なら

正当な価格で販売すれば良いのです。 


初めに高額を提示して

割引きをする事で

お得だと思わせる販売方法は

かえって不信感を募らせます。


安いと思わせないと

売れないのでしょうが……



即答で

買いません!!!

伝えたのは

言うまでもありませんプンプン





買う人がいなくなれば

日本の素晴らしい着物を作る技術が廃れてしまう事は

本当に残念ではありますが



値上げラッシュが続いて

家計を圧迫している中


優先順位の最下位に位置する

有っても無くても困らない

着物を誂えるよりも


今日明日のお米を買う方が大事。

やっぱり

そうなってしまいますえーん



日本は

どんどん

精神的に貧しい国になって行くのだろうな〜






さて

この後、

2週間後には

呉服店内での展示会の

来場予約を入れています。

(何としても、人を集めたいようです💦)


着物のマイブームがすっかり去ってしまったので

何にも必要な物は無いですし、

むしろ、物を減らさなければ……


私を招待したところで

難攻不落だとは思うのですが💦💦

どうしても、何か買わせたいんでしょうね〜


店舗を構える為の家賃やら

スタッフの人件費(見た感じでは5名?)が

掛かりますから、

この経費分の利益をあげて

やっとマイナスを脱するわけで


需要の無さそうな呉服業界は

大変でしょうね〜