夫が私に触れないのは
アズがいるから
まだ彼女と別れていないから
夫が私と別居を解消したのは
息子の世話をする人が必要だから
夫が私と離婚しないのは
世間的な体裁を取り繕うため
愛されていない
そればかりが頭の中にあって
おかしくなりそうでした
ある時、知合いが噂話をしているのを
聞いてしまいました
〇〇ちゃんのお姉ちゃん、事故を起こしたんだって
安定剤飲んで運転してたって聞いた
「安定剤」
これが私の頭の中にスゥーッとは入ってきました
安定剤、欲しい
検索して調べました
クリニックには行きたくない
何で悩んでいるのか話したくない
人に知られたくない
夫婦のことを質問されたくない
だけど毎日眠れないし
寝ていないから疲れているのに
益々元気になるみたいな
ギラギラした私もいました
何かおかしい自分を感じていました
眠らないと
そう思えば思うほど寝れなくて
起きていれば夫の事ばかり考える
良いことなんか何もない
悪い事ばかり考える
「しにたい」
毎日毎朝毎晩、しにたい
だけど親がいるから死ねない
親より先に死ねない
いっその事、早く死んで欲しい
そしたら私も直ぐに追い掛ける
親が先にいなくなれば、気兼ねなく
そんな事ばっかり考えていました
その方法も場所も、段取りも
眠れない夜に、何度も何度も頭の中でシュミレーションするんです
完璧なまでに整いました
いつか私はこの計画を遂行する
そう思いながらの生活
不思議とそう決めたら
帰りの遅い夫に苦しむことも減りました
休日に仕事と出かける夫を疑う事も減りました
だって私、死ぬから関係ない
そんな風に頭の中でガッチリ決め込んだから
心はもう傷付かないです
だけど眠れないのは苦しい
体が衰弱してるのがわかる
なのに頭はギラギラしてる
おかしな現象
そんな時の「安定剤」って言葉
神からのお告げの様な気になりました
その足でドラッグストアに行ったの
一つ手に取りました
その夜、お風呂に入る前に飲んでみた
上がる頃、フワフワした感じがした
そして、その夜は
ベッドに入ってからの記憶が無いの
それから私はそれを常用する様になってしまいました
ある日、朝に洗濯をするために洗濯機の前に立ったまま
十数分何もせず
頭の中は空っぽで、ただぼーっとしている時があって
夫が起きて顔を洗いに来たのにも気が付きませんでした
お米を研いで炊いているのに
その傍らでまたお米を研いでみたり
だんだんおかしな私になった
いよいよ本物のお医者さんに行かなくちゃダメかな？って感じていました
その頃、夫も私がおかしいことに気が付いていたようでした
いつも行くドラッグストアの薬剤師さんから
「一度、お医者さんに診て貰って下さい」と声をかけられた
60代くらいのおばさんでした
何度かその人がレジを打ってくれていたから顔を覚えられのだと思った
それから少し先のドラストまで行くようになりました
どうしてもメンタルクリニックの門は叩きたくなかったんです
用量を守らず多めに飲んでしまいました
そんな時に限って
私の寝ている部屋に夫が用事があって入ってきたんです
夫の顔つきが鬼の様になりました
胸ぐらを掴まれて、座っていたベッドから起こされた
顎を凄い力でグィっと掴まれて
「おい、何した？」
そこまでは覚えています
その後は何か大声で怒鳴られているってだけしか覚えてない
気が付いたら夫が寝ている寝室のベッドで寝ていました
隣に夫がいた
そっと自分の寝ていた部屋に行って
安定剤を隠そうと思った
だけどそれを入れていたバッグが無いの
早朝、クローゼットやタンス
リビングとか色んなところを探しました
どこを探しても見つからない
夫の寝ている寝室に行きました
クローゼットを開けたけと無い
「何してんの？」夫が言ってきた
答えられませんでした
夫が起きて、ベッドの下からバッグを出した
「処分したよ。次また買ったら離婚だ」
そう言われました
夫は私を虐め過ぎた
赤ちゃんが欲しかったので
今年１月、夫に言われて
前にお世話になった先生に診てもらいました
診て貰ったときには鬱ではなかったです
お薬も必要ないと言われました
ただ、頭が覚えているから
何かある度に逃げたくなるかもしれない
その時には、専門医に診て貰うこと
と言われました
どうしてそれが必要になったのかの原因やその他諸々は聞かれちゃいましたが😅
夫は薬物依存の妻が母になる事に思い切り抵抗感がありました
私が飲んでいたものは
普通にドラストで売っているものです
興奮作用を鎮めるもの？
安定剤と記載しましたが
本当はなんだろう？睡眠導入剤？
コメントが来たので付け加えました
今までも何度も「安定剤」と書いてしまいましてごめんなさい