続きです




宿泊先の義父母の部屋で

家を出ると話しました

その時にはまだ別居も隠していたので

そんな表現になってしまったのです

でも、もう言うしかないと

咄嗟の判断で自分から言いました


「実はずっと別居しています。父方の叔父の家にお世話になっています。〇〇の叔父です。今まで内緒にしていてすみませんでした。なので、今も私が持っているので◯(腹ペコ)の目には付かないところにありますから心配ないです(姫ちゃんのこと)」


初めて義父母の前でこんなにハキハキとものが言えました


それを話したときの事でハッキリ覚えているのは

別居しています

と、言った途端

義母と義弟夫婦3人が同時に


「えぇっっ!!!?!?!」と声を揃えて叫びに近い声を上げたこと


(今は笑い話になりますが

義母は相当ショックだったそうです)



そしてその直後

義父が

「ほら見ろ!俺は初めからこうなると思ってたんだ!このっ恥さらし!」

と言ったのです


骨は墓に入れない

恥さらし

こんな事を言われても痛くも痒くもありませんでした

もう別れると決めたのでなんとでも言え

くらいの気持ちです


義母は泣き出しました

義弟のお嫁さんは泣く義母の背中を擦り

「スミレちゃん嘘だよね?何があったの?どうしたの?」と泣きそうな顔で聞くのですが

その顔もなんだか原因は私にあるのを確認しなくちゃ的な感じに見えて

少しだけ不愉快になりました


義弟は

「◯ちゃん、勘弁してよーマジで、どうしたの?」と夫に言っていました


義父は一人でお酒を飲みだしました

テーブルにグラスを置く音が酷く強くて煩かったです


「お義父さんに結婚を反対されたとき私が引けば良かったです。申し訳ありませんでした」

と手をついて義父に頭を下げました


夫を置いて義父母の部屋を出て

そのままフロントへ

空いている部屋がないかを聞いて

フロントの人に頼んで部屋を開けてもらい

荷物を持って今取った部屋に移動

そしてフロントへ電話する

明日の朝一番で帰るためタクシーを呼んでほしいと頼み

そしてJRで帰るしかないから、その路線と時間を調べていました


1時間半位経って既にシャワーを済ませ寝間着に着替えた頃に

夫から電話が来ました

どこにいるんだ?と焦った感じで、、、

隣ではまだお義母さんの泣いている声が聞こえました


「同じ部屋では寝られないから別な部屋を借りました。明日の朝一番で帰るから申し訳ないけど告別式は遠慮させていただきます」


そう言うと親父が話があると言っているから夫の部屋に来て欲しいというのです

私はもう寝るつもりで寝間着姿だから行けないと伝えると

義母が電話に代わり

「ごめんね、スミレちゃん、〇〇が、、、申し訳ないです。ごめんなさい」と泣きながら言いました


そして更に

「お父さんが来てほしいと言うの。ここに来てくれない?お願いします」


夫が自分のしたことを親に話したのだなと思いました


さっきまで自分の荷物のあった部屋に行くと

義両親と夫がいて

私が部屋に入ると直ぐに

義父がソファから立ち上がり

「〇〇から全部聞いた。〇〇が申し訳ないことをした。知らなかったとは言え酷いことを言ってしまって申し訳ない。息子が大変なことをして申し訳ない」と

身体を直角に曲げて謝ってきました


義母は大泣きしていました

もう四十になったいい歳した男を前に

「こんなふうに育てた覚えはないのに!〇〇の(私の旧姓)お父さんお母さんに何て言えばいいの!!わぁ~(泣)」

と言い両手で顔を覆って泣くのです


泣きたいのは私の方なのに


夫と目が合った

「全部話した」と夫が言ったから

「言わなくていいのに。どうせ何も変わらないんだから。〇〇ちゃんが生き返る訳じゃないし、私が〇〇さんを許すことも信じることも二度と無いんだから。別に私が悪いって嫌われてても全く構わないのに。わざわざ言わなくていいのに」


義母はまた大きな声を上げて

「ごめんね、スミレちゃん。ごめんね」

と言ったけど


ハッキリ言って


煩いっ!

もう他人なんだよ

もう関係ない!


くらいにしか思えませんでした


また後で書きます