「今日は会った、だけど何もないよ。もう終わった、そのうち彼女はここから居なくなるからもう二人では会わないよ。〇〇さんに相談したんだ(私達を引き合わせた人)」



車にブロックを投げつけたとき

夫は私にそう言いました


今日は会った。だけど何もないよ。



でも、それは嘘でした

車を壊してしまう前に回収したボイレコを数日後に聞いて嘘だと知ったのです



話は前後します


夫は私が車を壊しても怒りませんでした

私が泣きながら

どうして家の車に不倫相手を乗せるの!

と言うと

「ん~~話す場所が、、、ね、車の中くらいがちょうどいいかなって。だけどもう会わないよ。もうやらないよ」


「誰なの?教えて!会わせて!今すぐ電話して!」


「こんな遅くに掛けられないよ、出ないと思うよ。それに、もう会わないって話したばかりなのに俺から連絡するのおかしいだろ、俺はもう連絡はしない」


夫は相手が誰なのか言いませんでした


私、もうその時にはおかしくなっていて

翌朝また靄がかかっている頃に再び車に行って

2人が飲んだお茶の容器、ゴミを家の中に持ってきてベランダに隠しました

もう今思い出しても異常者のする事です


翌週、月曜日です

夫が仕事に出てからベランダのゴミをチエックしました


すぐに分かったの

体液を拭いたペーパー


吐いてしまいました

ベランダでしゃがみこんで声を押し殺して泣きました

その時のことでハッキリ覚えているのは

右の耳からブーーーーーンっていう大きな音が鳴っていたってこと

一気にストレスが掛かって耳鳴りが始まりました

これは今も時々現れます


夫は私を心配してだったのか

お昼休みに連絡をしてきました

大丈夫か?食事したか?

食事なんか何日もしていない

だけど

うん

それしか言えません


夕方、夫を張り込もうと夫の職場に向かったんです

突然思い付きました


職場の前、道路を挟んで向かい側のバス停でずっと見てました

途中、夫からラインが来ました

「少し帰りが遅くなるけど心配しないで、真っ直ぐ帰るから」

そんなのを見ても何とも思わないの

何しにここにいるのか私も分かっていないのに

ずっと夫の職場の建物から人が出てくるのを見ていました

女の人を見ていました


夫が好きそうな女


なかなか出てこない

あの人?この人?

そこに本物が居たとしても私にはわかるわけ無いのに

ずっと見てました


すると夫の部下が彼よりも歳上と思われる女性と出てきのです

私の中のアンテナが反応したの

彼は少し前に夫が家に連れてきた

間違いなく彼です


隣りにいる女性は彼よりも歳上で

多分私と同じくらいと思った

地味な感じ

だけどあの女?かも


横断歩道を渡って彼らに近付きました

だけど道を渡ったところで

彼が手にしていた封筒を彼女に渡し

軽く会釈して向こうへ歩いて行き

彼女はバックの中から携帯を出して操作しながら此方に歩いてきました


私から5メートルくらいの所に来たとき

誰かと話しだした

笑ったんですよ

「わかりました。えっと、、、、はい。ふふふ」

その声がビンゴ!だった


この女だ!と直ぐに分かりました

声って忘れませんよ

頭にインプットされる


帰宅する人が沢山いる時間帯だから

人が行き交って私の不自然さはわからないみだいだった

歩道の端に立ってずっと女を見てました

私を通り過ぎて行った

当たり前に尾行しました


後ろ姿はお尻が大きくて足も太かった

身長は高い、私より5センチ以上大きい

髪の毛は艶があってサラサラしてる

靴、それなりの物

5センチのヒールやっぱり背が高い

バック、この職業の補佐ならこの程度

時計してる

指輪見えない

独身?


物凄いチェック機能が働いていました

少し歩いて地下鉄に降りていった

ガーーーーーーっていう独特の乗り物の音が響いて

その時、過呼吸が起きてしまいました

だけど追いかけなくちゃと

同じ車両に乗り込みました

私は背が低くて周りに男性が沢山いるから

彼女のことが見えなくなった

そして息が吸えない

苦しい、もう無理

情けないけれど

次の駅で降りてしまいました





その日の昼前

ゴミを確認した数時間後

少し落ち着いてからボイレコを確認しました

 

夫が乗り込んで来る音から始まった

朝の車の中

終始無言、ラジオの音だけ


その後

車に乗り込んできて

私に電話してた

「今日遅くなるね。調べ物があるから。飯は家で食べるよ。何か用事は?ん?分かった。出るとき連絡するね。ちゃんと食事するんだよ。はい。じゃね」


そしてどこかに向かう

途中、溜息みたいのが聞こえた


バタン。お疲れ様〜

女性の声

あの声


夫の声で

お疲れ、呼び出して悪いな


いいよ、今日は何もないし。

ん~~ハイ!どっち?こっちは甘いよ。


例の飲み物は女が買った事が分かりました


夫の声で

おい!何?


そして

多分ハグかキスをしてる

ん~~、はぁ~ふふふ



それから

普通に仕事の話を始めた


少しして夫が話し出した


あのさ、話があるんだけど、、、

もうやめるから。おれ。

奥さんに泣かれちゃって、、、


夫は別れ話をこんな感じで始めた


はぁ??と彼女は怒り口調に変わった

だけど直ぐに女の子になった


やだぁ〜やだからぁ

スミレ、ムカつく!


そんな事言うなよ


やだ!


〇〇さん、いるだろ


あれはあれ、これはこれ


何だよそれ(笑)

無理だよ、離婚されちゃう

家の意外にハッキリしてるんだ


離婚すればいいじゃん


しないよ


なんで?!してよ!

して!離婚

ねー、して

早く、ここで良いからして


何いってんだよ(笑)

俺今日は早く帰るよ

もうあんたとはやんないよ

奥さんいるからもうやめとくわ 

大泣きされちゃったんだよ

やめろって(笑)


その後のことはお察しください




終わったあと


はぁ~ヤバい

もう一回(笑)

はやく~


駄目だ俺帰るわ

本気でもう無理だからね

連絡してくんなよ



ふ~ん

つまんね~の

車汚しちゃったね〜吹いちゃった、、、

パンツ濡れてる、もう〜

奥さん知ったら絶対乗らないよね〜

私なら車捨てる、はははは


帰ろうぜ

何か気持ちわりーから風呂入りたいわ


はぁ?ムカつく!

キモイとかいうなよなー

はぁ~マジでスミレムカつくわ!





こんなバカ野郎な会話が入っていました

まぁ、ごく一部しか書けませんけれど💧



5分くらいして

じゃーね

と言って女は車を降りたみたいでした



その後直ぐに夫はある人に連絡をしていました

私達を引き合わせた人だと思います

「お疲れ様です。はい。すみません。あれですけどお願いできますか?やっぱり、、、すみません。お願いします。スミレは何とかします。はい。すみませんでした」





その日の深夜に車が壊れました



そして、私は

夫が仕事をせずに職場から出て別なところへ向かっていることを

GPSで知っていました