いよいよ受験シーズン到来!

世の中の受験生は親も子もハラハラドキドキの時期が本番です。

中学三年生も、目下受験本番に向けて着々と準備を整えているところです。

今までのんびりしていた生徒も、1月に入るとなんだか緊張気味の様子です。

「大丈夫、きっとうまくいくよ」と目の前の生徒にエールを送ります。

 

昨今の受験事情は、ひと昔前とはぐんと様変わりしました。

高校受験は、「うちは余裕がないから子どもは公立しか行かせられない」

ということはだいぶ緩くなりました。

 

今は希望すれば国の方針で公立しか選択肢ないでしょ!と思っていた家庭でも子どもが私立へ行きたいとなれば、それも可能になってきています。

国の政策で私立高校進学希望の家庭への補助が大幅に増えたからです。

優秀な人材が、能力に適した私立学校へ行っていればもっと力が発揮できるかもしれない。

あるいは、中学校では伸び悩んでいた子どもが、高校からぐんと力を発揮することもよくあります。

そんなケースでは、基本「自分のことは自分でやってね」という公立高校よりも、面倒見のよい私立高校へ行ったほうがいいことも多々あります。

 

昨今の中学生をみていると、10年前、20年前の生徒よりも幼い印象があります。

今の中学生は精神的に成長が伸び悩んでいるのか、昔の中学生だったら自分で考えて当たり前にできていたことができないことも多いです。

誰かがやってくれるから・・・みたいな感覚があるようです。

すると、高校生でもとも考えておいたほうがよいかもしれません。

 

高校進学を決める際に、親は「私たちの中学の頃は・・・」と自分の中学時代のことを思いだして、子どもも同じ環境で高校生活を送ればいいと思っている人も多いようなんですけど・・・

そもそも世の中がどんどん変わってきています。

親世代の頃の中学生と今の中学生の内容が変わってきている点を見逃さないほうがいいのではないでしょうか。

 

実は、世に出されている中学卒業後の進路はよーく情報を集めると、親にとってはお得情報がたくさんあります。

 

高校受験=公立高校へ子どもは行けばいい

の方程式?だけではないのです。

 

現在の中学生は20年前の中学生よりは人数も少ないのに、多様化している生徒のニーズに応えようとしてくれています。

つまり、各子どもの特性を生かした学校で学べるチャンスが増えているということです。

学校のジャンルも普通科の他に工業科、商業科、農業科などは元々ありました。

それがさらに今は工業科の中身だけでもすごく細分化されています。

 

これからの将来、今の中学生が世の中に出る頃には世の中のニーズもまた変化しているはずです。

その変化に対応できるような人になっていくために、子どもの進路も子どもの特性に合わせて決める時代に入っています。それが最終的に子どもが自立して生き生きと働いていける選択となっていくでしょうから。

 

もし親が子どもの進路を「私の頃の高校受験と同じでしょ!」と考えている場合は、うちの子どもは何が好きなんだろう? 何をしているときに生き生きしてる?

というところから出発してみてはどうでしょうか?